赤川次郎
月の光〜沈める鐘の殺人

〜プレイ後の覚え書き〜

はじめに…。


・このページは管理人・さかえの、ゲーム「赤川次郎月の光〜沈める鐘の殺人」に関する個人的なまとめメモ、PS2版とDS版の違いなど、気づいたことなどの覚え書きです。

<注意!>

・以下、プレイステーション2ソフト「赤川次郎月の光〜沈める鐘の殺人」およびニンテンドーDSソフト「赤川次郎月の光〜沈める鐘の殺人」の、犯人含めたストーリー・システム・おまけ要素・原作にかかわる、重大なネタバレが含まれます。また、これらのソフトのリメイクや、移植タイトルのネタバレになる可能性があります。間違えて来てしまった方、ネタバレを知りたくない方はお戻りください

・あくまでも公式とは無関係の1ファンの書くものですので、間違っている可能性もあります。あらかじめご了承ください。

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内容

PS版とDS版の違い

プレイして気づいた違い

エピローグについて

主にDS版のエピローグについて個人的な解釈

原作との違い

原作小説とゲームの違い

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月の光〜沈める鐘の殺人

〜プレイ後の覚え書き〜


 〜PS2版(元祖)からDS版(リメイク)の違い〜

 ◆DS版をプレイ、PS2版から変わったと気づいたところをまとめてみました。他にもあるかもしれませんが、とりあえずわかったことだけ。


 ・オープニングというかデモムービー?が新しいテーマソング付に。

 ・人物相関図がある。

 ・タッチャブルワードという、シナリオ中に色の違う部分があり、タッチペンでタッチすることで、人物相関図が完成していく。

 ・第1話〜第3話の全エンディングを見て、アルバムの登場人物を埋め、さらにタッチャブルワードで人物相関図を完成させないと「あとがき」は出現しない。

 ・各話の全エンディングを見る、七不思議を発見するなどすると、机画面でピンポンパンポーンな音と共に「1話の本棚がすべて埋まりました」などと黒板?でお知らせしてくれる。

 ・第2話で中沢 莢香(なかざわ さやか)と共に学院を去ると、PS2版にはなかった、莢香から主人公への愛のメッセージなテキストと、莢香の目鼻立ちが見える、顔出しとも言える青い莢香のグラフィックが表示される。

 ・第2話で元恋人よりの選択肢を選んでいると、元恋人よりでないときに比べ、主人公と元恋人の思い出が詳細になり、二人で新居を探す夢を見るなど、PS2版に比べ、元恋人とのシーンが追加されている。

 ・第1話・第2話・第3話で、一巻ことベストエンディングに進むルートの場合、主人公がくしゃみをしそうになるシーンが追加。

 ・くしゃみをしそうなシーンで「我慢する」を選ぶと、猫の鳴き声が聞こえる。描写や鳴き声の回数は違うが、何か意味があるのかは不明。……詳細を知ってる人がいたら教えてほしい。

 ・ついでに言うと七不思議外伝でも猫が出てきて一度鳴く。……本当、詳細を知ってる人がいたら教えてほしい。

 ・あとがきクリア後あたりに、高田百合が主役の「番外編」が追加。

 ・第1話のパートナーキャラ初登場時など、ときどき下画面にgifアニメ的?な動画が追加されている。

 ・男主人公選択時の、パートナーキャラのグラフィックが大きく変化。

 ・「エピローグ」の合間に、テキストが多く追加されている。


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 〜「エピローグ」について〜

 ◆「エピローグ」はPS2版から存在しましたが、テキストがDS版で追加され、結果、印象が大きく変わりました。そのためというか、簡単な内容と個人的な解釈をまとめたくなったので、以下にまとめます。


 PS2版「エピローグ」……

 満月の夜、本編の舞台となる学院内を『主人公と同じ顔をした何か』が歩き回り、関係者たちと接触。パートナー含む関係者たちは『何か』を少し顔色の悪い主人公だと思って接している。しかしそのころ、主人公は頭痛のため、自分の部屋で休んでいた。主人公は学院をとりまく『黒い霧のような何か』の存在を感じていた……。

 DS版「エピローグ」……

 謎の存在は語る。自分はこのゲームの残酷さを伝えるため、遠い場所からはるばるやってきた、と。

 謎の存在は本編の舞台となる学院内を歩き回り、関係者たちと接触。パートナー含む関係者たちは謎の存在を少し顔色の悪い主人公だと思って接する。しかしそのころ、主人公は頭痛のため、自分の部屋で休んでいた。主人公は学院をとりまく『黒い霧のような何か』の存在を感じていた……。

 謎の存在は語る。謎の存在、自分は「選ばれなかった、運命に捨てられ、プレイヤーに忘れ去られた主人公」だと。

 自称捨てられた主人公は語る。本編の「プロローグ」にあたる場面で

「おぼれる女生徒(莢香)を助けに池に飛び込んだが、池の植物に足をとられ、莢香ともども沈んだ主人公A。主人公Aは池の底に沈んだ鐘を見つけ、助かりたい一心で死んだ莢香の体を打ち付け、鐘を何度も鳴らしたが、力尽きて死亡」

「うっすら主人公Aの記憶がある主人公Bは、その死のトラウマで池に入れず、おぼれる莢香を見捨てることを選んだ」

「主人公Bの記憶がないのか、逆にうっすらな記憶で助けなければ莢香が死ぬと悟ったのか、主人公Cは池に飛び込み、莢香を救った。この主人公Cが本編の主人公」

と、満月の力のせいか、プロローグ中、本来別々の世界のはずの、3人の主人公A〜Cが同時に存在、映し出されていて。そのため「プロローグ」の最後では、沈んだ鐘の音が、何度も池からなり続けていた……と。

 謎の存在、語り部は主人公Bにあたる人物。

 そして運命、プレイヤーに選ばれなかった主人公Bは、その後、莢香を見捨てたことがどこかからバレて責められて、つらくて学院の鐘楼から飛び降りたが死にきれず、落ちてなお無理やり動き、池に沈んで死を遂げた。あの人形は、主人公Bの世界では、どれだけ池をさらっても何故か莢香の死体が見つからなかったため、死体なき莢香の葬儀で霊前に添えられた「かわいらしい人形」らしい。

 主人公Bは言う。『学院を取り巻く黒い霧』とはプレイヤーのことだ。そう伝えるために、パラレルな世界の境界が薄くなる満月の日に、姿をあらわしたと……。


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 〜原作との違い〜

 ◆原作本にあたる「沈める鐘の殺人」を読み返し、ゲームと違うところをざっくりとまとめてみました。ゲームと原作のネタバレ多数ですのでご了承ください。


 ・原作は女主人公、名前は「迎 三千世」(むかえ みちよ)で、ゲームより+2歳の26歳。恋人と結婚、海外赴任についていくつもりで春に都心の私立高校を退職したが、その恋人と結婚式の前に破局した。

 ・原作主人公の元恋人は「小牧 忠男」(こまき ただお)営業のエリートビジネスマンで28歳。一年以上前に一週間だけつきあって別れ、その後一度も会っていない女性に妊娠したから責任取れなどと言われ、結婚式の準備までしてた主人公と破局させられた。

 ・原作の莢香はゲームより一学年下の高校二年生。途中自転車二人乗りで主人公を送るなど、割とパワフル。

 ・原作では主人公は女教師「古谷 公子」と同室になり、親しくなる。

 ・ゲームで女主人公のパートナーにあたるキャラ・デフォルト名「古谷 公司」は原作にはいない。

 ・原作では主人公は、追いかけてきた元恋人と復縁していく。

 ・岡江院長は原作ではたぶん56歳以上で前院長と同じ年ぐらい。ゲームだと岡江院長、45〜48歳。

 ・ゲームで第1話・第2話にあたる事件は、原作にはない。

 ・原作にも鐘楼から落ちて死亡した男性教諭はいる……が、時期がつい二ヶ月前から半年近く前と、話がバラバラ。そして原作では存在してるだけで別に解決とかしない。ゲームの第1話の草壁先生のモデルかと思われる。

 ・原作主人公も、途中というか序盤で鐘楼から背中を押され落ちそうになるが、犯人は古谷公子。

 ・原作では古谷公子は岡江克二と交際していて、主人公が学院に来た時は別れたばかりで未練があったが、岡江克二が女主人公をだましてキスしたため、そのキスを目撃した古谷公子が、嫉妬から主人公を脅かそうと背中を押した。

 ・原作の成田刑事はたぶん甘党。おしるこ食べてる。

 ・原作の大井先生も甘党。あと原作ではマッドサイエンティストみたいな姿をした物理の先生。

 ・原作には杉本先生いない。女の子もいない。なのでかわいそうな猫もいない。

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