はじめに
・こちらは2004年9月25日に開催されたアンジェリークメモワール10th〜SweetCelebration〜の前夜祭、9月24日の「メモワールNight」に管理人が行ったとき……のネタバレレポです。 ・イベント内容及び、「アンジェリーク」のネタバレがあります。 ・もともとアリオス役の成田剣さんファンのリアル友人に送った当時のレポメール……を20年ぶりに再編集したもののため、一部管理人の地が強く出ているというか、ぶっちゃけファンがキャーキャー言ってるだけのレポです。 ・また、くだけた表現、イベント当時の不満含めた率直な感想、特定の出演者に対し暴言ともとれる発言もあるので、そういうのが苦手な方、管理人にまだ夢を持っていたい方はお戻りください。 |
当時の公式の宿泊ホテル付プランこと、アンジェリーク10周年イベント、前夜祭および当日のチケット確約……という「プレミアムプラン」に当選済だったため、24日に友人と私の二人で地元を出発。……が、台風接近のため、乗るはずだった急行電車が遅れ、一人500円払って特急に乗れば、予約済の新幹線に間に合う!という状況になり。……あわてて予定変更、特急で予定通りの新幹線に無事乗れて……などのハプニングもありつつ、イベント会場、パシフィコ横浜に、たぶん14時か14時半ごろ到着。風は少し強いものの、電車が遅れたのが嘘のような青空で。そこまで暑くもなく、よい感じのイベント日和。 パシフィコ横浜で開催される「メモワールNight」は開場18時、開演19時だったので、まずは会場でイベントグッズを買って。それから会場周辺で買い物をしよう、などと計画していたのですが……。そのイベントグッズの列、なかなか進まない。当時それまでに、何度も同じネオロマンスのイベントに行ってグッズを買ってた身からしても、だいぶ遅め。 どうやら今回のグッズのお店はだいぶスペースが狭く、かなり人数制限をしていた……らしく。おかげでかなり待たされた……ものの、順番がきたら、確かにこの人数ならゆっくり品物を見て選べるな、という状態で。まあこれなら仕方ないな……と思いつつも友人と二人、買い物を終えたところで、だいたい17時半、開演まで残すところ90分。……本当は周辺のおしゃれな大型複合商業ビルこと、クイーンズスクエアで買い物なんかをしようと思っていた……ものの、90分じゃちょっと往復的につらいかな〜と思ったのと、他にも同イベント参加者であろう女性陣が複数ちらばり、待っていたこともあり、素直に会場周辺で友人と二人、おしゃべりしながら待つことに。 が、開場予定だった18時になっても、いっこうに開かない会場の扉。……声や動きを見る限り、何やらスタッフらしき人たちがワタワタしてる様子ではあるものの。うーん、こっちもいいかげん、座りたいんだけど……開場ぐらいはできるのでは……?と思いつつ待ち、結局、開場予定時刻から延びること約20分。とりあえずといった感じで扉が開き、何故かいつもに比べて遠回りさせられながら、結局いつものホールへたどりつき。 通りすがりに飾られてる花についてる「岩田光央(ゼフェル役)と一緒に一花咲かせ隊」や「イベントの守護聖・久遠一(くおんはじめ)ファン一同」などの文字に、待ち疲れて荒んだ心を癒されながら、列に従い進んでいくと。当時のイベントでおなじみ、シンプルな透明ビニールバックに同封されていた、謎の「お菓子・ドリンク引き換え券」を、黒いスーツを着た男性スタッフに求められ。……「お菓子引き換え券」でマドレーヌ系のお菓子が二つ入った紙製の小さなバック、そして「ドリンク引き換え券」で、キャラデザの由羅カイリさん描き下ろしの10周年イラストに包まれた、タンブラーを渡された。 公式パンフレットや、後に発売のDVDのパッケージにもなってる10周年イラストに、わーステキ、と喜びつつ、あ、今までのイベントではなかったけど、今回はドリンクもらえるのかー前日から緊張と興奮であまり寝てない私としては、コーヒーか紅茶系がいいなー……と思いながらさらに進んでいくと、どうやらドリンク、そこまでの通路横のテーブルに配置されてた、コップに入った緑とピンク……のドリンクしかない様子。ドリンクコーナーも終わるころにそれに気づき、慌てて緑のドリンクが入ったコップを手に取りました。 ……これ、本当に何も説明がなかったので、同じ目にあった人は多いと思うし、なんならドリンクがないまま空のタンブラー片手に席まで行っちゃった人もいそう。……ちなみにピンクを選んだ同行の友人と一口ずつ交換して飲んだ結果、緑はスウィーティ、ピンクはピーチ味……だったらしいですが、私は普段スウィーティ系を飲まないので、本気でわからず。……飲んでたのに最初、メロン味だとばかり思い込んでました。……色しかわかってない。 で、とにかく会場内へ入り、指定の席へ。既に本来なら、同時開催予定の「コスプレコンテスト」の10分前。……会場内にアンジェリークのサブキャラ、パスハとサラの声の会場案内が流れ「コスプレコンテストまでもうすぐだ」とパスハが宣言した……ものの、いっこうに始まらないコンテスト。……席がわりと端の方だったので、おそらく舞台のそでで待機してた、コンテストの出場者らしき人たちは見えていたのですが……私たちは随分、入場列の前だったらしく。まだまだ席も埋まらず、始まる気配ももちろんなく、最初は「わーパスハとサラ!ゲームだと一番初めのアンジェリークにしか出てないから、久しぶりだよね、懐かしいー」などと、友人と楽しく話していたナレーションも、さすがにまるまる3回目、繰り返しになると飽きてくる。 そして本来の開演時間、席もほぼ埋まった19時ごろ、出てきたのは……当時のイベントの司会でおなじみ、久遠さん。相変わらずの軽快なトークで「コスプレコンテストはだいたい19時7分20秒、Nightは19時35分32秒ごろ始まります!」と全然「だいたい」じゃない時間を報告し、また奥へ消え。……既にここまでで、開場からすべての時間がずれてるんだけど、大丈夫なの……?と正直不信を抱きつつ。つけてた腕時計を見ていると、だいたいその時間通りにコスプレコンテスト開始。……細かくは省きますが、一位はアリオス役の方。舞台ばえする光沢のある衣装で、かなり素敵でした。 そしてコスプレコンテストの表彰式に、なんと今回のメインキャストこと、ゼフェル役の岩田さん、ランディ役の神奈さん、セイラン役の岩永さん、ティムカ役の私市さん、フランシス役の杉田さんが突然登場!(※当日寝不足&声優さんの顔を全部は覚えきれてなかったので、不正確な可能性があります)これには場内大興奮。表彰される人たちもサプライズに驚き、感動している様子。……そして表彰式が終わったのが、およそ7時35分。さらに数分後……やっと前夜祭こと「メモワールNight」開幕。 が、なんとメインキャストの皆さん、ステージの横から……などでなく、会場のうしろ扉から、通路を渡っての登場!会場の皆が興奮するが、運悪く私たちの席周辺には来てくれず。くっ、もしも来れば、さわれるかもしれない、通路近くの席なのに……!と嘆きながらも声援と拍手を送り、歯がゆい思いをしながらも、ジュリアス役の速水さん、神奈さん、岩田さん、私市さん、チャーリー役の真殿さん、岩永さん、メル役の冬馬さん、アリオス役の成田さん(順不同)、そして今回初参戦の杉田さん、ユーイ役の浪川さんが登場。更に「急遽来ていただいたゲスト、オスカー役の堀内賢雄さん、ルヴァ役の関俊彦さんです〜!」との嬉しい知らせ。うおっしゃあ!これなら遅れても許す!許した!などと勝手に現金なことを思いつつも、ひとまずキャストの皆さんはステージへたどりつき、それぞれがイベント開始のごあいさつ。 そしてまずはもらったドリンクで、皆で乾杯。……前述したように、少なくとも私の時には何の説明もなかったのもあり。観客の中には既に飲みつくしてしまった人もいたようでしたが……とにかく皆で10周年を祝って乾杯し、舞台上のドリンクはそこで回収。……飲んでる途中で慌てて返す人もいた。 さて、今回せっかくだからとネタバレなし、全く前情報無しで来たけど、何が始まるのかな?と思っていると。スクリーンに「クイズ&トークコーナー」の文字が。 そして、岩田さん・神奈さん・杉田さん・浪川さん・私市さん・岩永さんが小島(こじま)と呼ばれた座席中央の特設ステージに歓声の中移動、速水さん・堀内さん・関さん・真殿さん・冬馬さん・成田さんは、最初の舞台にて待機。……キャーキャーと小島に騒ぐ観客たちに「こっちにも注目してください」と言う速水さんがちょっと楽しい。 司会の久遠さんが言うには「これから会場の皆さんに、アンジェに関する3択クイズを出します。わかったら手を上げてください。そして正解した方には素晴らしいプレゼントが!」とのこと。……プレゼント?前のイベントのときみたいに、既存のグッズに出演者のサイン入り……とかかな?などと思っているとクイズ開始。「アンジェDVDの発売枚数は?」……問題を読んだ速水さんが「発売枚数なら何千枚なんじゃないの?」と地味にツッコミを入れて司会の久遠さんを困らせつつも、皆が手を上げると、なんとゼフェル役の岩田さんが小島ステージから降りてきて、直接答える人を探し出そうとして、会場は大興奮。 そして私たちの席の近くのゼフェルコスプレイヤーさんが「おっ、ゼフェルがいるぞー」と言われ、答えることに!見事正解した彼女へのご褒美は、なんと生の愛の囁きこと、声優さん本人が演ずる、キャラからの愛のメッセージ!目を見て生でゼフェルボイスに囁かれるゼフェル。……逆にいっそ自分が答える人にならなくてよかった……と思いました。あんなことされたら私は間違いなくその場に倒れる。そして近場で生声を聞かせてくれてありがとうゼフェルコスプレイヤーさん!あなたのおかげさ!とゼフェルコスプレイヤーさんに無駄に熱い感謝をささげ。 そんな感じで、正直私も興奮して細かくは覚えていないところもあるものの。基本「クイズ&トークコーナー」は、舞台にいるキャストさんが順番にクイズの問題を読んでいき、小島にいるキャストさんが、客席をまわって、答えるお客さんを探す形。 ランディ役の神奈さんが、岩田さんのようにランディコスプレの人を選んだり。セイラン役の岩永さんがカメラマンのおじさんに答えさせようとするボケをかましたと思えば、その後、手を上げてもいなかった着物の女性を選んでいたり。杉田さんは演じるキャラ・フランシスを意識してか、それとも素で緊張してるのか、胃をおさえて微妙に不健康そうに歩き回ったり。ティムカ役の私市さんの問題を当てた女性が、周りの声に負けて強制的にティムカ少年verの、そして昼か夜かで夜verのメッセージを選んだり……などなど時に興奮気味に、時にまったりと進んでいき……いよいよ舞台にいた、アリオス役の成田さんが、問題を読む番に。 ああ、成田さん、今回は問題を読む役なのかー成田さんは客席に近づいてのささやきはなしかー……などと、当時強めのアリオスファンで目当ての一つでもあったので、ちょっと残念に思いつつも。問題を読むにも微妙にかんでしまう成田さんが素敵でした。そして答える人を選ぶのは、ユーイ役の浪川さん。杉田さんもそうだけど浪川さん、ネオロマンスのイベント初登場のせいか、他のキャストに比べて、微妙に慣れてなさそうで緊張気味な感じが新鮮。 さてさて、そんな中、レオナード役の小山さんが遅れて登場。……何故そんなに足が速いんだ、と思わず言いたくなるようなスピードで、舞台まで走りぬけ「遅れました〜!」とあいさつ。……後で考えてみれば、元々出るはずだった小山さんが何故こんなに遅かったのか気になったけど。とにかくこれでエトワールの新キャラ3人、レオナードとフランシスとユーイ、勢ぞろいだ〜と喜んでいると、遅れたけれど……と小山さんが改めて、生のメッセージを披露することに。 しかも小島組の皆と同様に、会場の誰かを選んで読んでいいですか?などと言って、わきたつ会場。……そして小山さんに選ばれたのは、アンジェリーク・コレット・女王verのコスプレをしていた女性。しかも強制的にステージまで移動、なんだか結婚式のような風景に。……女王verコスプレイヤーさん、小山さんの一言一言に顔をおさえて頷いてました。確かにこれは感動だよなー、と思いつつもいつの間にか、クイズ開始から小一時間が過ぎていて。次は何かな?と思っていたらメモワールイベント恒例?の抽選会。 抽選箱の中にある、入口で回収された入場チケット……の半券をひくことで抽選が行われ、それぞれジュリアス賞・ランディ賞などと名前がついていて。見事当選した方にはキャストの皆さんのサイン入りグッズがもらえると。確かにこれは嬉しいなーとドキドキして抽選を見守ってましたが、今までのイベント同様、私は当選せず……。うん、まあ仕方ないさ、と思っていたら、当選した人たちはそれぞれの賞の方から、賞品が手渡しされると知り。う、羨ましい!もともと普通に羨ましいけど、それは本当に羨ましいぞ!と、せっかく落ち着かせたうらやましさがよみがえったものの、どうにもならず。……無駄に舞台にうらやましさ混じりの視線を送ってました。 次々賞品が渡され、更にサービスとして、渡したキャストさんとの握手つき。しかしここでハプニング。司会の久遠さんが「ユーイ役の成田剣さんです」とナレーションしてしまい。……ユーイ役でもないのに思わず行ってしまいそうになる成田さん。浪川さんに止められ、テンパりながらも戻り、さて、本番のアリオス賞の時、成田さん、よほど慌てていたのか、お客さんに握手しないで帰りそうになり。お客さんが手を出したので、慌てて握手するという状態。……ああ、それでこそ成田さんだよ……と失礼な思いを抱いていると、もう?というべきかやはり、というべきか、イベントはエンディングに。 思ったより短かったかな?まあ本編でなくNightだから……っていうか既に午後10時前だからな……なんて思っていると、またここでファンサービス。キャスト……元小島の皆さんがステージから降りてきて、通路を横切って退場!わきかえる場内!……なんだけど、相変わらず私たちの通路には来てくれず。うーん、せっかくの通路側だったのに……と思いつつも、せめてもの拍手と歓声を上げていると、なんと神奈さんが今回恵まれなかった私たち周辺の通路に来てくれた!私たちの座席列よりも一つ二つ手前で帰ってしまったけど、近かった……!嬉しいよ神奈さん!友人も「神奈さんファンになるよ!」と洗脳されてた!……本当運悪く、としか言いようがないけど、他の人が来てくれなかった分、本当に神奈さんが眩しかったです。 そんな感じで、約90分の「メモワールNight」は幕を閉じました。終始ファン感謝イベント、という感じ。クイズもマニアックなものばかりで、いや、誰がわかるんだ!なものも多かった……。覚えてる限りですが「エトワールプレミアムボックス(※ゲーム限定版)のCD・トラック27は誰のセリフ?」とか「1999年9月にCD収録してた人は誰?」とか。……三択でヒントもありとかだったので、大半の人がわからなくても、たぶんこうだろ!などと手をあげてて、だいたいですが8割ぐらい正解してました。私もあげてました。……選ばれなかったけど。 ただ、小島組キャストのファンはいいけど、舞台組キャスト目当てのファンの人はちょっと残念だったかなーと。小島組なら選ばれるチャンスがある!って思えたけど、舞台組キャストファンからすると、チャンス自体がなかったので。あと位置的に席が通路側じゃないと、そっちも入退場でキャストさんが近づくチャンスすらない。……それにこういう近づく声優さんイベントがありかなしか、はそれぞれ違うと思うので。……結構お目当てや座席、趣味によっては、盛り上がりや満足感に差があったかもしれないな、とは思います。 あと、お菓子はともかく、ドリンクは嬉しいサービスでした。イベントって会場の熱気がすごくて結構のどが渇くので。今度もドリンクだけは希望したいな、と。 そんな感じで「思い出の夜」の名にふさわしいというか、熱いイベントでした「メモワールNight」次回があるなら、時間通りの開演と、広くて待つのに苦労しない会場、そして舞台組・ステージ組共に、生・愛の囁きのチャンスがあることを希望します。いや、たとえ自分にまわってこないにしても、希望ぐらいは正直ほしい。 あ、それから「メモワールNight」当日だか次の日の本番のトークだったか、それとも後日談だったか、とにかく忘れましたが……レオナード役の小山さんや他のキャストさん、なんで遅れたかと言うと、台風のせいで、電車やら新幹線やらが遅れてたそうです。……私、当日、到着した新幹線の駅も、会場近くも、ずっと綺麗な青空が見えていたので、よーし、逃げ切った……!台風から逃げ切ったぞ……!と当時思ってましたが。……結局キャストさんの方が逃げ切れてなかった。 以上、当時の友人宛のメールレポをざっくりと再編集したものですが、アンジェリーク10周年イベント前夜祭「メモワールNight」のレポでした。あ、ちなみに舞台組、近づいて、の愛のメッセージはなかったですが、通常イベントのような、舞台でのメッセージはあった……ような気がします。メル役の冬馬さんが「私も(小島組みたいに)客席に聞いていいですか?」とか言って、ティムカと同様「成長前(アンジsp2〜天レクver)」と「成長後(トロワ〜エトワールver)」の、どっちがいいか客席が聞かれ、ファンの熱い声援で少年verが選ばれていた記憶。……約20年前のウロ覚えの記憶なので、何かと混じって間違ってる可能性もありますが。そのときはすみません。 内容もあってか、後に発売されたイベントDVD「アンジェリークメモワール10th〜SweetCelebration」にもこちらのメモワールNight、ダイジェストでしか収録されてなく。まあせっかく手もとにメモあるし、知りたい、読みたいって人もいるかもしれないからーというゆるい気持ちで出したものですが。……少しでもイベント当時の雰囲気が伝わり、楽しんでもらえたなら、幸いです。 2004/10/8・2024/10/26 |