はじめに
・こちらは2004年7月11日に開催された『S.S.D.S. 〜Super Stylish Doctors Story〜』(エスエスディーエス 〜スーパースタイリッシュドクターズストーリー〜)のイベント(たぶん)第一回に管理人が行ったとき……のネタバレレポです。 ・もともとリアル友人に送った当時のレポメール……を20年ぶりに再編集したもののため、一部管理人の地が強く出ているというか、ぶっちゃけファンがキャーキャー言ってるだけのレポです。 ・また、くだけた表現、イベント当時の不満含めた率直な感想、特定の出演者に対し暴言ともとれる発言もあるので、そういうのが苦手な方、管理人にまだ夢を持っていたい方はお戻りください。 |
友人がその速水奨さんの大ファンだったことから、その「S.S.D.S」のCDシリーズを購入、東京で開催されるという、速水さん含め豪華キャストのイベントの、たぶん初回に誘われて。私と友人の二人で行った、2004年の7月に行われた「S.S.D.S」のリアルイベントの、昼の部・夜の部……のレポになります。 さて「S.S.D.S」のイベント会場は、東京九段下、九段会館。新幹線で2時間ちょっと、ネオロマンスではおなじみの新横浜駅を通り過ぎ。東京駅に着いたのは、だいたいですが12時前。 東京、というとお洒落さんばかり……という勝手なイメージがあったものの、周りを見るとごくごく普通の姿の人ばかり。なんならスーツ姿のビジネスマンっぽい人多数。……まあ、新幹線のホームでお洒落さんばかりだったら、それは何かの撮影かイベント中だけだよな、普通に考えたら……などと好き勝手言いつつ、広い駅で東京メトロを探すのに四苦八苦しながらも。前日までの下調べが幸いし、何とかほぼまっすぐ、会場最寄り、九段下駅に到着。 ……時間を見ると12時、開場予定は12:30。ほぼ女性ばかりの長蛇の列に、通りすがりの一般人からも好奇の目を向けられて。なんか恥ずかしいのと邪魔になりたくないので、並ばずに友人と二人で周りをぶらぶらしてたものの、もうすぐ開場の12:30になろうというのに、まったく進もうとしない列。 建物自体はどちらかというと、アンティークな感じ、昭和っぽいとも言える建物。ネオロマンスイベントでおなじみ、大きいドームな外見のパシフィコ横浜に慣れてるせいか、なんだか声優イベント、というよりは、講演会向きな建物に見えるな……なんて、失礼なことを思いつつも。まあ、これなら入場制限あっても仕方ないよね、入口自体、狭そうだし……などと友人と話しながら、12:50になろうかという頃。やっと門を抜け、入口近くの列に届く。 しかし、どこまで待てばいいのかな?と、いいかげんこちらも疲れてきていると、ずっと走りまわっていたスタッフさんが、列に向けて大きな声で言った。 ……と心でスタッフにツッコミ入れつつ、とにかく他にグッズ売り場もなさそうなので。そのままグッズ列に並んだが、グッズ列の先頭になっても、一度に見られる人数がおよそ五人程度のため、なかなか先に進めない。少しは進み、グッズを確認できる、手を伸ばせば届くぐらいまでは動いたものの、一部のグッズしか置いてないため。……手を伸ばして欲しいグッズを確保しつつ、ラストにそれを注文するだけ、な手も使えそうにないまま、他の人が次々購入するのを、ただ見ていることしかできない。……目当てのもの、開演までに買えるの、これ?と戦々恐々としていたものの、やっと、私と友人も注文できる状態に。 私の目当ては「ペンライト」そして出演者演ずるドクターたちのイメージカラーの「聴診器」あと出来によっては「白衣」の3つ。 とりあえず目の前にあったペンライトを引っつかんで確保、そのうえで店員さんに ……と、結局勢いに任せ、迷っていた白衣を購入。同行した友に「家帰っても使い勝手がないでしょ、それ」というツッコミを受けるが。……もともと聴診器を3つ買おうとして買えなかった友人も、人に使い勝手をどうこう言えるほどではない思う。 とにもかくにも、やっと会場内へ。 チケットに書かれた私たちの座席は「はの11」。……しかも個人的な事前調査によると、この九段会館の座席は「いろは」順。 うわー!最前列だよしかも近いよ、登ろうと思えば簡単に登れちゃうよ!としばし友人と二人で興奮。 さらにCD内ではおなじみの、カウントダウンで会場が笑いに包まれた……ところで幕が開き、速水さんと、イベントではおなじみ、速水さんのバックダンサーズ、降臨! その気になれば手が届いてしまいそうな舞台の上で、白衣と聴診器を身につけた速水さんが、歌ってる! ……実は近すぎて、バンドの音が大きく、速水さんの歌声はほとんど聞こえなかったけど、まあそれはそれ。 とにもかくにも速水さんが歌い終えると、あいさつと共に他の出演者が登場! まずは「院歌」こと「白亜の迷宮」斉唱。「白亜の迷宮♪ ラ・フォーレ病院〜♪」などの笑える歌詞(当時歌詞他の書かれたプリントが客席に配布されていた)を会場全員で歌い、なんだかなごやかになったところで今度は速水さん・関さんが「デオキシリボ助さん」を歌う。 「タバコは一人一本までねっ」と速水さんの注意を受けつつ、バンド&ナース姿のダンサーが退場、キャストたちの自己紹介。(以下、()内は注釈) 森川智之 ……と、ここまでは順調に進んだ自己紹介。しかし。 堀内賢雄 なんと、賢雄さんのマイクにアクシデントが発生。慌てて関さん、そして出演者、スタッフが賢雄さんのもとへ走り、おしりのあたりについている(らしい)マイクのスイッチを確認し調整するが、やはりうまくいかず。仕方なく賢雄さんは一人、ヘッドホンマイクではなく手持ちのマイクで自己紹介することに。 アクシデントをフォローしようと、関さんが「あ〜びっくりした。突然肛門検査から始まるかと思った」と下ネタでフォローすると、速水さん、「あのね、今日の診療はなるべくベルトから上の話だけでお願いしますよ、診療なんだから」とあわてて釘を刺していた。 思わぬアクシデントで動揺し 「気分が悪くなったらスタッフを用意しているので手を上げてくださいね。ちゃんと看護免許を持ったスタッフを用意してますので」 他にも、とりあえずこれだけは言うんだろうな〜な簡単な説明をするものの。速水さんが 最初の相談は とのこと。……私は主にドラマCDと歌のCDだけ聞いてる形で、普段ラジオとかは聞いてないため、何も知らず。……これってどう答えるものなんだ?と聞いていたら、速水さん しかしここでまたハプニング。3つ目あたりの相談で、速水さんが賢雄さんに相談をふると。……会場内に変なコツコツ、という、何かがぶつかってるような音が響き。これは……また賢雄さんのマイクが?みたいな感じで皆が見ていたところ、今度は森川さんのヘッドホンマイクが故障したと判明。……森川さんまで手持ちマイクに変更。 ……終始速水さんがそんな感じかつ、マイクトラブルもあったため。相談が4つほど読み上げられたものの、まともに答えてた記憶がないまま、1度目の診療は強引に終了。速水さん脚本のライブドラマへ。……昼の部のドラマは、本当にあった怖い話。 高橋直純くん演ずる研修医の新田くんが、夜中の3時ごろに遭遇した怖い話を披露。夜中の3時ごろ、生臭い匂いとともに勝手にドアが開き、気絶してしまった、と。しかし、それは実は堀内賢雄さん演ずる夜型吸血鬼のブラディが、くさやを焼いていて、新田くんの足音を聞いたから開けただけだというオチ。 あまりにくだらないオチに松本さんが途中でカルテ風の台本を投げ捨てるという素敵リアクションを見せつつも、キャスト陣は退場。 バンドメンバーが再来し、今度は歌コーナーへ。 まずは檜山さんの歌から。思った以上にアクティブに踊りながら歌う檜山さん。正直私は声優さんにそんなアクティブイメージがなかったものの、ライブ慣れしてるのか、ダンスしながら歌う姿はかっこよかった。 で、暗転し、椅子が1つセッティングされ、次は誰かな?と見ていたら、次に歌うのは、賢雄さん。 そして今度は森川さん。私の中のイメージが、ネオロマのエルンストや2HEARTS……と少し低くて伸びのある声だったので、それよりも今回のS.S.D.Sキャラによせた、少し高め、明るめの歌声はちょっと意外だったけど、素敵な歌声で明るいラブソング、を歌い、ライブ前半は終了し、再び診療(相談)コーナー。 今度の悩みは そして肝心の答えは「ケチを美徳と思ってください!」とのこと。速水さんに「自分で覚えがあるからいいように言って……」とつっこまれていました。 さてさて、2回目の診療が終わると、また歌へ突入。2回目の歌の始まりは、松本さん。キャラにあわせたさわやか系ラブソングを、皆でゆっくり聞きながら、まったりした雰囲気に。 そして次は直純くん。キャラに……というより本人よりっぽい、ラップの入った歌を舞台上で激しく踊り、ダンサーさんたちに合わせて皆で踊りつつ、皆で燃え尽きる。 バンドメンバーが退場し、次に出てきたのは関俊彦さん。……何をするのかな?と思ってみていると、突然始まる朗読。……正直これはコントなのかどうなのか、どう反応すればいいのか迷ったものの、関さんの笑い声や叫び声を生で聞いている内に、その演技に魅了される場内。 速水さんから「これはCDドラマ4に収録するドラマの先行上映(?)」との説明が。「口外しないでくださいね〜」と釘を刺されながらも得した気分になったところで、3度目の診療へ。 ……が、ここで個人的に当日最大のハプニングが。
深く考えず、盛り上がったらいいなーぐらいの気持ちで出した、半分ぐらいウソ……とは言わないもの、ちょっと大げさに書いた、私の相談が読まれてしまい。……繰り返すがゆるい気持ちで出した相談なのに、全員返事に困ってしまって。……私の書いた紙を、私本人のわりと目の前で、次々とまわし読み。……す、すげえいたたまれない……!ああああああああ本当にすみません……! 会場は暗くなり「もう終わり?」とざわつく客席、そして何処からか出てくる「再診!」コール。再診なんだ〜と思いつつ、皆で再診コールをしていると、キャスト勢、再び登場。 「えー、まさか、『再診』コールが来るとは私たち、誰も思いませんでした……」 ……ちなみに4回目の診療の内容は、私の動揺が続いていて覚えていません。ま、まだ立ち直るには時間が足りなかった。 そしてとにかく、3人くらいの診療が終わると、今度は歌の治療、ということで速水さんと直純くんにマイクが。 「……んん?マイクが私たち二人だけ、ということは……?」 そんなこんなで、昼の部「こだわりの昼診察」は終了。 とりあえず、到着後、ぶらぶらしてた間に目をつけていたコンビニで食料を買い、夜の部にそなえて栄養補給しつつも、この計算で行くと、どう考えても新幹線の時間に間に合わない……最悪イベントのエンディング前に退場しないと……嫌だなーと不安を抱きつつも。 流れがわかったためか、それとも夜にしか来れない人が多かったのか。何だかはっちゃけ気味の場内と、疲れ気味でちょっぴりテンションと毒舌度が上がり気味の、速水さんたちキャスト勢。 注意事項のときも、また「えーっ」と繰り返す観客に「えー、じゃないっ。いつからそんな反抗的になったんだっ」と一括したり、昼の延長で疲れているのか「こんな反抗的な患者は放っておきましょう」と医者としていいのか、の問題発言まで。更に毒舌に磨きがかかり 「気分が悪くなったら、当院スタッフを用意してますので手を上げてくださいね。 そしてまた同様に歌が入り、診療へ。ここでも疲れているのか、速水さん、昼の部は少なくとも1回目の診療はほとんど自分で読んでいたのに、今回は一回目から他のドクターに回して、気持ち楽をしてるように見え。 歌自体は順番も中身も同じ。……あえて言うなら、賢雄さんが再び譜面台で歌ってたぐらい。……現代はどうか知りませんが、当時は歌詞や譜面台など見ないで歌うのが一般的でした。……一般的と言うか私が行ってたイベントでは、ですが。 さてさて、歌が終わり、二度目の診療。今度は主婦から、 「Drたちの歌が楽しすぎて、現実に返りたくありません。どうしたらいいでしょうか?」 とのこと。そこで速水さん 今度は松本さん演ずる沢登先生が幼児化する……という設定を使い、全員が生で幼児化するという、無茶なストーリー!松本さんから始まり、檜山さん、森川さん、直純くん、賢雄さん、速水さん、関さん、が 「きゃははははは楽しい楽しい面白ーいっ」 などと、幼児化! 「やはり私たちが幼児化というのは無理だったようだな……」 などと言い、観客が全くだよ!と笑いつっこみ、ドラマ終了。 再び歌を歌い、診療し「皆さん、わかってるよね?」と速水さんが言いながらも退場。 「再診」コールを浴び、「再診」。診療と歌、そして今度はちゃんと本人としてイベント告知をし、イベント終了、となりました。 夜の部は時間通りというか、19:47、大体2時間程度で終了。思ったより全然早く、新幹線まで時間があり、安心して帰ってきました。 あと当日は個人的なアクシデントを抜いても、だいぶいろいろ疲れたため、記憶が散乱し、流れの中では書けなかったものの。 想像以上にアクティブに動いていた檜山さん、一応リアル社長ということで毎回仕事関係の相談に答えるハメになり、しかも毎回上司側のフォローをしていた賢雄さん、ライブドラマで真っ先に幼児化してくれた松本さん、いつもどおりファンサービスを忘れない森川さん……と、とても楽しかったです。 ただ、初めてのイベントっぽいとは言え。あまりのスタッフ側?の手ぎわの悪さや、マイク関係の不備はどうかな?って感じでした。舞台関連はそれもネタにはなってたけど……グッズ関連や準備の不備は、私がネオロマイベントが基準になってるせいかもだけど、ちょっとイベントとしてはよくないな、と。正直。 イベント内容自体はCDドラマのネタをたくさん使っていたり、最初にもらうプリントやアンケートも、かなり凝っていて。CDを聞いてるファン的にはとても楽しかった、事前の準備は力入ってる感を感じられたので。当日スタッフというか会場関連の不備は正直、もったいなかったです。 2004/7/13・2024/10/26 |