はじめに…。
<注意!> ・以下、ネタバレです。間違えて来てしまった方、内容を知りたくない方、また、かなり管理人の地が出てますので、管理人に夢を持っていたい方はお戻りください。 ・「アンジェリーク」シリーズのキャラクター、およびゲーム設定を知っていることを前提で書いてます、ご注意ください。 ・セリフは基本意訳です。細かい点で本編と違っても気にしないでください。 ・内容上、くだけた表現などが文中に普通に使用されていますので、そのような表現が苦手な方はご遠慮ください。 |
タイトル |
あらすじ |
前置き |
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私とアンジェリーク |
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おまけのタイトルというか |
買っていた雑誌、(たぶん)Vジャンプで「ゲームのジャンル名にツッコミ!」なコーナーがあり。その一つに、スーパーファミコン(※以降SFC)ソフト「アンジェリーク」が入っていた……のがきっかけでした。……他にもテイルズシリーズが「ジャンル名長いよ!」などとつっこまれてて、アンジェリークは「ネオロマンスってなんだよ!ロマンスだけでもわからないのにネオって!」……などとつっこまれてた記憶。 とにかく「ネオロマンスってなんだよ!」なツッコミとともにそこにあったのは、ゲーム「アンジェリーク」の画面写真。緑の木々にかこまれた水辺、小さな滝がある場所で、金髪と赤い服の少女、アンジェリークが(たぶん)「きゃっ私ったら何を考えてるのかしらうふふ」などと言ってるシーン。……ざっくりと書かれていた説明によると、ゲーム「アンジェリーク」の主人公、アンジェリークは男性キャラとデートもできるらしく。 ゲームと言えばドラゴンクエストかスーパーマリオで半年以上遊ぶ、あとはせいぜい任天堂ソフトや有名ソフト、ぐらいだった私には「戦闘能力は皆無そう、肌の露出も低いこの女の子が、ゲームの主人公……?」「そしてデートができる……?デート……?」と、衝撃で。……アンジェリークというゲームソフトが何をどうするゲームなのか、想像すらつかず。見知らぬデートのシーンが、夢にまで出てくる始末。……ちなみにその夢は『ドラゴンクエストの宿屋のような簡素なドット絵の建物で、顔グラありの男、少年漫画の主人公的なツンツン髪の男が、女主人公をデートに誘う』……という夢で。……インターネットもまだ普及してない時代、アンジェリークの情報ゲットの手段が、その雑誌の1コマしかなかった当時の私には、夢でさえそれがせいいっぱいのイメージだったのです。 夢にまで見るぐらいほしいならいっそ買おう、と心に決めて。自転車に乗ってSFCソフトを扱ってるお店を、遠いところから三軒まわり。三軒目、一番近いお店でSFCソフト・アンジェリークの箱を見つけ。「これ、展示品でこれをそのまま渡す形ですがいいですか」などと店員さんに尋ねられ「はい、いいです!(なんでも!)」と答え、用意してきたお年玉から、約1万円かもう少し払った……のが、私の初めてのネオロマンスこと、アンジェリークとの始まりでした。
ピンクの美女、ディア様からの説明と、9人の美形男性こと守護聖たちの紹介……などの情報量に疲れ果て、リアルにちょっと頭が痛くなり。 それでもゲームの目標が「女王になること」で「同じ女王候補ことライバルのロザリアと競い合う」ことは理解、そしてその守護聖と、デートができる、仲良くなれる、ということだけは知っていて。……女王になるかどうかはともかく、私は守護聖と仲良くなりたい!と思ったものの。最初は誰を選んでいいのか全然わからず、自分の好みで選ぼうにも、すぐにピンとこなかったため。通ってた中学校に説明書を持っていき、同級生の友人に、説明書を見せつつどの守護聖が好みか聞いて、なるべくその人たちを狙った……ものの、相性が悪くて全然無理で、狙った守護聖ほぼ全員、ロザリアに取られる始末。 夢にまで見たデートも、実際にやってみたら「森の湖」と「私の部屋」でのデートは「なんかすぐに終わってよくわからない」じゃあ、と行ってみた「公園」デートは「なんか怒られて帰られた、え、デート……?ていうかもう一日終わり?」などと本当に全然、うまくいかず。結局、守護聖たちのほとんどがロザリアの味方になり、ロザリアの大陸を育成、ロザリアが女王になって、主人公は女王補佐官に誘われることもなく。……最後に主人公を天使と慕う、神官のいる大陸に立ち寄って、一回目はおしまい。……ただただいろんなことに翻弄され、守護聖たちと仲良くなった実感もないまま、終わってしまいました。
その始まりは、漫画や他のゲーム目当てに買っていたVジャンプの、たぶん別にむこうもそういうつもりじゃなかった「ゲームのジャンル名にツッコミ!」なコーナーの一コマ。……あれがなかったら出会ってなかった、出会っていたとしても、もっと後だっただろうな……と思うと、運命って不思議だな、と思います。
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