おもいでぼろぼろ
〜ときめきメモリアル編〜

はじめに…。


・このページは管理人・さかえのときめきメモリアルシリーズにまつわる、個人的な思い出話です。

<注意!>

・以下、セガサターンのときめきメモリアルと、プレイステーション2のときめきメモリアルGirl'sSide1と2の、ストーリー・システムにかかわる重大なネタバレが含まれます。また、これらの別機種・移植・リメイク作品のネタバレになる可能性があります。間違えて来てしまった方、ネタバレを知りたくない方、また、かなり管理人の地が出てますので、管理人に夢を持っていたい方はお戻りください

・リアルタイムでほぼ30年以上前に発売したゲーム、そのころの話のため、一部正確でない可能性があります。またセリフも意味はあっていても正確ではない可能性があります。なるべく正確な情報を心がけていますがまちがっていたらごめんなさい

・内容上、ゲームへの怒り、悪口や暴言ともとれる表現、およびくだけた表現や絶叫などが文中に普通に使用されています。苦手な方は見ないでください

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内容

ときめきメモリアル編

初デート・裏切り・プレゼント

ときめきメモリアル
Girl'sSide編

初プレイ・懺悔・タイミング

おまけ

補足説明

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おもいでぼろぼろ

〜ときめきメモリアル編〜



 ときめきメモリアル編

 〜初デートの思い出〜

 あるときのことだった。私はセガサターン版「ときめきメモリアル」をプレイした。

 買っていた雑誌にスーパーファミコン版の攻略がのっていて。私はソフトを買うより前に、その攻略記事を読んでいて、うっすらと攻略情報を知っていたこともあり。おそらくギャルゲーと呼ばれるジャンル人生初プレイにして、ときめきメモリアル1で一番難しいとされる「藤崎 詩織(ふじさき しおり)」との恋愛エンディングを狙うことにした。

 それは「全員コンプするつもりだから、一番難しいキャラで難易度を知っておきたい」というポジティブな動機だったのか、はたまた「面白いかどうかわからないから、とりあえず一番難しいキャラをクリアすれば、クリアしたと言えるだろう」というネガティブな動機だったのか、今となっては定かではないが。

 とにもかくにも私は詩織とのエンディングを目指し、詩織をデートに誘った……が断られ。それでも何度も誘い続けたある日、とうとう私は、詩織と初デートにこぎつけた。しかし、当日。待ち合わせ場所に現れた主人公を見るなり、詩織は嫌な顔をして無言で立ち去った。

 それは詩織が立ち去った後の主人公が「この身なりじゃ逃げられて当たり前か」などと言うように、主人公の見た目のよさを示す数値こと「容姿」のパラメータが足りないのが原因だった。が、初プレイでそんなシステムだとは知らず「デートで詩織から好かれたい!デートでいい選択肢を選べばいいんだよね?どれを選べばいいのかな?」ぐらいにしか思っていなかった私は、ひどくショックを受けたのだった。

 話はここで終わらない。

 その後、当日のセーブデータを何度ロードしても詩織に逃げられてしまい、ときメモにおいてとても貴重な休日の一日が、何もせず悲しく終わってしまうので。しかたなく少し前のデータをロード、容姿パラを上げた結果、無事に詩織とデートすることができた。

 が、そのデート場所は「近所の公園」。……システム的に攻略キャラと話して、情報収集をする場所であり、選択肢も出ず、私が望んだ「詩織から好かれる」という目的に対しては、ほぼ無意味な場所であった。

 才色兼備の幼なじみとデートしたいだけで、ここまでの仕打ちを受けなければならないのか……?と、今後の青春が不安になった出来事であり。案の定このプレイでは恋愛エンディングに必要なパラメータが足りそうになく、途中でやめて、新たに入学式からやり直したという、悲しみも喜びも、すべてが水泡に帰した、悲しい初プレイの思い出であった。


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 〜まさかの裏切り〜

 あるときのことだった。私はセガサターン版「ときめきメモリアル」をプレイし「美樹原 愛(みきはら めぐみ)」というキャラクターとエンディングを見ようと狙っていた。

 しかし、美樹原さんは登場条件に運が絡む……条件を満たすと50%の確率でクリスマスに出現、もしクリスマスに出会えなかった場合は、バレンタインデーに出現する……というキャラクターで。それなりに出会いを狙っていたにもかかわらず、うまくいかず。結局その周で、私が美樹原さんと出会えたのは、3年目のクリスマス……と卒業まで残り3ヶ月を切ったときであった。

 それでも主人公のスペックこと、パラメータは全体に高いから、がんばればなんとかいける……かも?とわずかな希望を胸に抱き。出会いから出来る限りの休日を美樹原さんとのデートに費やした、3年目の二月のほぼ末日。主人公の親友の、早乙女 好雄(さおとめ よしお)が、主人公を呼び出し、言った。

 「実は、愛と付き合うことになったんだ。」

 そして、嬉しそうな好雄の横には、頬を染めた美樹原さんが立っていた。

 それは登場している女の子・攻略キャラが8人以上で、主人公に対する評価が上から6番目……と条件を満たしたキャラクターが好雄の彼女になる、とそれだけの話で、好雄に他意がないのはわかっていたが。

 セガサターン版ときめきメモリアルは主人公からの告白もできるため。美樹原さんから告白はされなくても、主人公からの告白は受けてもらえるかも……などとわずかな希望を必死につかもうと、全力を尽くしていたときだったため、大変にショックを受けた。

 わずかな可能性をかけた選択肢、そして親友と好きな子を、すべて同時に失った瞬間であり、今でも思い出すたび「好雄おおおおおお……よりによって……よりによってええ……」などと憎しみが蘇る出来事である。


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 〜まさかの裏切り2〜

 あるときのことだった。私は「ときめきメモリアル」を繰り返しプレイしていて、思った。

 攻略キャラの一人であり、口グセは「根性!」な、料理上手なスポ根美少女運動部マネージャー「虹野 沙希(にじの さき)」。彼女はたいてい、主人公の「根性」パラメータが上がると、彼女が所属する部活に勧誘する……という形で登場。そしてたいてい主人公は、彼女の勧誘する部活に入っておらず「悪いけど、(該当スポーツ)には興味ないんだ」などとその場は断るのだが。……これ、もしも彼女の勧誘する部活に、主人公が既に入っていたら、どうなるんだろう?と、気になったのである。

 思いついた私は、彼女がマネージャーとして所属しているはずの野球部かサッカー部に入り、試してみたが、何度も失敗。うーん、これは……無理なのかな?とあきらめかけたころ、ついに成功のときがやってきた。

「あなたには根性があるわ!一緒に甲子園をめざしましょう!」

「……オレ、もう野球部入ってんだけど」 

「あ、あら?そうだったの?……これから一緒にがんばりましょう!」

 システム上、同じ部活に入り、その状態で「部活」コマンドを選ぶと、勧誘される前に虹野さんに出会う……と、そのときの私の目的からすると失敗に終わってしまうため。部活以外で根性パラメータを上げなければならない……という状況、リアルに考えれば部活に所属しているのに、部活には顔を出さず自主的に運動・トレーニングしている、という状態ではあり、個人的には「ご、ごまかした!虹野さん今、入部済の人を改めて勧誘したと気づいて、あわててごまかして逃げたな!」と大変面白かったが。

 既に同じ運動部に入ってる人間のことを、まったく覚えずに勧誘する……と、異性としての意識以前に、記憶されてない……と、これ、ある意味出会い頭から、主人公への恋愛フラグ、粉々に叩き折られてるよな……と、思った出来事であった。


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 〜プレゼントの意味って知ってる?〜

 あるときのことだった。自宅に友人数名が遊びに来て、みんなで「ときめきメモリアル」をプレイすることになった。

 ときめきメモリアルは、攻略キャラの誕生日を知ることで、相手に誕生日プレゼントを贈ることができ。そのプレゼントは三択で出てきて、それぞれ結果が「大成功」「普通」「絶対ダメ」にわかれていた。

 が、始めたばかりのころはどれが「大成功」なのかわからず、プレゼントの三択を前に、悩むことも多かったし、さらに友人が来てプレイしていたときも、まだ全員クリアはしていなかったため。……どの女子にどの三択が出て、どれが「大成功」なのか、私は完全には知らなかった。

 そして友人がプレイしてむかえた、虹野沙希の誕生日。プレゼントの三択が出てきた。

「ステンレス調理セット」
「Tシャツ」
「くさった卵」

 一瞬、まさかそれが……女性攻略キャラへのプレゼントの選択肢に出てくるものが「腐った卵」などとは思わずに。

「くさったたまご……え、名物・おみやげ的な商品名?くさや的な……珍味……?」などと悩み「いやいや、悩まなくていいよ!これはないよ!」と、友人の1人にツッコまれ。実際その選択肢は「絶対ダメ」あつかいだった。

 以来、いまだに誕生日プレゼント、と見かけると「プレゼント、それも誕生日プレゼントに『腐った卵』は、まごうことなき嫌がらせだろ、なんだったんだあれ……」と流れで思い出してしまうほどに、インパクトの強い選択肢であった。 


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 〜ほんとごめん〜

 あるときのことだった。「ときめきメモリアル」をプレイして間もなかった私は「朝日奈 夕子(あさひな ゆうこ)」という攻略キャラと知り合った。

 朝日奈さんは明るくいつも楽しそうで、気やすくよくしゃべるかわいい女の子で、現実にいたら「この子俺のこと好きなんじゃね?」と勘違いされそうなタイプであり、実際に私も「お、この子は主人公のことが好きなんじゃ?」と思って、主人公の親友の好雄に、朝日奈さんからの評価を聞いたところ、主人公に対する評価が普通かそれ以下で、ショックを受けたこともある。

 とにかく朝日奈さんと出会ってからしばらくして、朝日奈さんの誕生日がやってきて。彼女の誕生日プレゼントの三択は

「スノーボード」
「目覚まし時計」
「ヨーグルトきのこ」

であり、朝日奈さんは流行のものが好きなキャラだったため、私は思った。

「『ヨーグルトきのこ』って現実でも聞いたことあるな、まあ現実ではだいぶ前の話だけど、ときメモの西暦だと、これが最新の流行なのかな?そう言えば『ヨーグルトきのこ』って情報雑誌で見たことある気もするし……これだな、きっと!よし、これにしよう!」

 よーし、これで今より朝日奈さんに好きになってもらうんだ!と、意気揚々と朝日奈さんに『ヨーグルトきのこ』を渡した結果。朝日奈さんは「アハアハアハハハ!」などと謎の笑いを残して立ち去り。……それは誕生日プレゼントの3択で一番悪い結果「絶対ダメ」の反応であった。

 そもそもときメモのシステム的に、流行タイプのキャラを狙うならば、決まった期間に一度は情報雑誌をチェックし、デートスポットを増やし、さらに流行の品物をチェックする……というのが基本なのだが。プレイを始めて日が浅く、そうとは知らなかった私は、さして情報雑誌をチェックしておらず。……「ヨーグルトきのこ」はたしかに、ときメモ内の情報雑誌にものるほど流行していたが、それがときメモ内では一年前の流行……一年前のプレゼントなら正解、大成功なのだが、そのときは大失敗になるなど、思いもしなかった。

 悪意がなく、心を込めたプレゼントでも、相手に気持ちが伝わらないことがあるという、悲しい事実を知った出来事だった。


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 ときめきメモリアルGirl'sSide編

 〜初めて会ったその日から〜

 あるときのことだった。私はプレイステーション2の「ときめきメモリアルGirl'sSide」をプレイした。

 発売前からゲーム雑誌の紹介ページで、攻略キャラの見た目は知っていたため。初プレイ時、私は一番見た目が好みだった、主人公より11歳年上の攻略キャラ、氷室 零一(ひむろ れいいち)こと主人公のクラス担任の数学教師、氷室先生を狙うことにした。

 が、教師キャラと言うことで、勉強パラを上げ定期テストでは学年トップをとり、氷室先生主催の課外授業にも欠かさず出席・選択肢も成功させ、誕生日、クリスマスパーティ、初詣、バレンタイン、修学旅行などイベントには大成功と思われる選択肢を選び、さらに氷室先生が顧問をつとめる吹奏楽部に入部、芸術パラも高め、夏の合宿ではすばらしい料理をふるまい、吹奏楽部を全国優勝に導く……など、思いつく限りのありとあらゆる手を尽くしたにもかかわらず。まるまる3周、ゲーム内時間にして9年間、氷室先生はまったくもって主人公に落ちようとせず。友情、ただのよい生徒どまりで、私は氷室先生との恋愛エンディングを一度も見ることができなかった。

 あまりにも手づまりで10年近くを費やしたため、他の人でうまくいくか試してみよう、と次の周、このゲームのメインヒーローとも言える同級生・葉月 珪(はづき けい)を狙うことにして、ほぼすべてのパラメーターをバランスよくあげたところ。途中、あれほど上がらず「友情」どまりだった氷室先生から主人公への評価が「好き」になり。「……そうか、運動か!氷室先生、運動パラメーターが必要だったのか!」と気づき。その周は葉月珪と恋愛エンディングを迎えたが、次の周、プレイ開始からトータル15年目にして、ついに氷室先生とのエンディングを見ることに成功した。

 無事にエンディングを見れたのはよかったが、目当てにプレイしたトータル15年分をたしたら、16歳と27歳ならぬ、31歳と42歳……さすがにもうそこまでいくと、元・教師と生徒とか、年齢差とかどうでもよくない?……本来の魅力的な部分ほぼ消えてないかこれ?いくらゲームだから永遠の16歳や27歳とはいえ……と、正直思わなくもない。


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 〜なんかごめん〜

 あるときのことだった。私はプレイステーション2の「ときめきメモリアルGirl'sSide」をプレイした。

 初プレイからまるまる3周、主人公のクラス担任の数学教師、氷室先生を狙っていたが、うまくいかなかったため。試しにメインヒーローというか一番難しそうな、葉月珪を狙っていたときのことである。

 葉月珪は注目パラこと、攻略、好かれるために必要なパラメータの種類が一番多く、一番難しい攻略キャラ……とはいえ、逆に言えば全体をバランスよくパラメーターをあげれば、それでいいため。氷室先生ほど攻略に手づまることはなかった……が。まだ私はときめきメモリアルGirl'sSideに、そこまで慣れていなかったため、完璧とはいかず。……気がつけば、3年目の文化祭やクリスマスを、本来狙っていた葉月くんではなく、一つ後輩の日比谷 渉(ひびや わたる)と過ごし、日比谷くんと順調に愛を育んでしまっていた。

 まあ、日比谷くんエンディングも見たことないから、日比谷くんエンディングでもいいかな、と思いつつも、なるべく葉月くん狙いで迎えた、その周の卒業式。教会に主人公を迎えに来た……私の主人公が恋愛エンディングを迎えたのは、葉月くんだった。

 ただただ私がポンコツなだけ、悪気は一切なかったとはいえ。さんざん日比谷くんに気をもたせておいて、葉月くんと恋愛エンディングを迎えたプレイになってしまった気がして、思い出すと、ちょっと申し訳ない気もする出来事である。


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 〜なんかごめん2〜

 あるときのことだった。私は「ときめきメモリアルGirl'sSide」をプレイしていた。

 その周は主人公の一つ年下で後輩の攻略キャラ、日比谷渉とのエンディングを目指しており。日比谷くん登場前の、主人公が一年生の時から、日比谷くんが入学後に所属するはずの、野球部のマネージャーをする、日比谷くん好みの服をそろえるなど、日比谷くんルートの準備をしていた……が、日比谷くんが入学するまでの約一年、ヒマだったので。葉月くんとも一ヶ月か二ヶ月に一度はデートに行くなど、それなりに仲良くし。日比谷くんが入学するころには、葉月くんから主人公への評価が「友情・友達」になっていて。主人公と葉月君の仲が最悪だとしても「憧れの葉月先輩と仲が良いと聞いた」などという理由で主人公に声をかけてくる、日比谷くんの設定的にもあっている……と喜んでいた。

 が、そこから日比谷くん一直線にしよう、葉月くんとは爆弾がつかない程度に仲良くしよう、と思っていたのに、その後、どんどん葉月くんから主人公への評価は上がってしまい。……学年的に日比谷くんが来られない修学旅行はまだしも、クリスマス、初詣などの季節イベントや、日比谷くん含む野球部が甲士園に出場し、日比谷くんと緊張と喜び・感動を分かち合う……はずのシーンにも、出てくるのは葉月くんであった。

 ある意味で日比谷くんルートでのクライマックスとも言える、甲士園での主人公高の優勝時にさえ、葉月くんに「行けよ、今日だけは野球部のやつらにおまえ譲るから」などと言われ「いやいやいやいや、今回の私のメイン、野球部で日比谷くんですけど!?葉月くん狙いの時なら喜べるけど、今この回は、その萌えゼリフ、いりませんけど!?」となる始末。

 そしてその周の卒業式。私が恋愛エンディングを迎えたのは、葉月くんだった。

 ……うっかり……うっかり、ヒマをもてあまして、かまってしまったばっかりに……!と、既に葉月くんエンディングやイベントはコンプ済だったため、ただただ一周の数時間、ゲーム内時間で3年間を無駄にしてしまい。無意味に日比谷くんも葉月くんももてあそんだような、大変心苦しく、後悔したプレイであった。


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 〜今じゃねえ〜

 あるときのことだった。私は「ときめきメモリアルGirl'sSide」をプレイしていた。

 既に男性攻略キャラとのエンディングをコンプした私の、その周の目当ては「女友達キャラと部活含めて友情を育み、聞いたことのないセリフを聞く」であり、女友達キャラと同じ部活に入って部活動にも励み、3年目の全国優勝を目指していた。

 そして女友達と大親友状態をキープし、無事にバスケ部やチアリーディング部で全国優勝を成し遂げた主人公に、祝福の言葉をかけてきたのは、該当の大親友の女友達キャラ……ではなく、男性攻略キャラ、鈴鹿 和馬(すずか かずま)や天乃橋 一鶴(あまのはし いっかく)理事長だった。

 いやいやいやいや、こちとら大親友の女子と喜びをわかちあうために3年間がんばってきたんだよ、ちょっとした友達ごときの男性攻略キャラが邪魔すんな空気読めええええ!と叫びたくなる出来事であり、結局女友達からの祝福のセリフを聞くには「知り合った異性攻略キャラをデートに長期間誘わないと相手の傷心度が上がり、爆弾が発生」「発生した爆弾が爆発すると、爆発した当人及び登場している異性攻略キャラ全員からの主人公の評価が著しく下がる」というときメモ伝統の爆弾システムを利用して、彼らの主人公への評価を「普通」以下まで下げる必要があり。……最終的に、傷つきやすく爆弾がつきやすい、別名爆弾魔とも呼ばれるメインヒーロー、葉月珪の大活躍というか主人公の自分から誘ったデートすっぽかしによる連続大爆発により、なんとか私は女友達からの祝福のセリフを聞くのに成功した。

 優先度の問題だとは思うし、通常時は男性攻略キャラ優先でいいと思うが、女友達のセリフもあるんだから、もう少し聞きやすくしてほしかったかな、必要だからとはいえ、できれば男性攻略キャラを、葉月くん含めてわざわざ傷つけたくないよな……と思う出来事だった。


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 〜何しに来たのマジで〜

 あるときのことだった。私は「ときめきメモリアルGirl'sSide」をプレイしていて、思った。

「女友達に誘われて、主人公と女友達、そして女友達の本命含む男性攻略キャラ二人の、計四人でするWデート。今までたいして気にせず、全3回中、女友達を相手の本命と2回アトラクションに参加させて二人きりにしてたし、それで問題なかったと思うけど……結局これって、どうするのが一番効果的なんだろう?」

 そう疑問に思った私は、公式攻略本を取り出し、Wデートに関する部分をよく読んでみたところ。個人的には衝撃の事実が判明した。

 まず、女友達と、女友達の本命を二人きりにする回数。これは基本、結果が3回・2〜1回・0回の3種類のため、女友達に気をつかって無理に2回と多めにする必要はなく。

 そして、主人公が基本二人きりになる形の、男性攻略キャラ。私はそれまで気にしてなかったが、男性攻略キャラには、Wデートと言えどもアトラクションの好き嫌いがあり。メリーゴーランドは守村 桜弥(もりむら さくや)と三原 色(みはら しき)以外は、嫌いか下手すると大嫌いなため。……うっかり「この人が今回の私の本命だからー」などと3回すべて、同じ攻略キャラとメリーゴーランド含むアトラクションに乗ったりしようものなら、下手するとWデート前よりも、主人公がその本命のキャラから嫌われるハメになるのである。

 仮にWデート、葉月珪と3回一緒になることを選ぶと、プラマイゼロ、鈴鹿和馬と日比谷渉などは、3回一緒になると大幅マイナス。……そのときに選べるアトラクションにもよるが、高所恐怖症の日比谷くんは、下手すると一つとして乗って喜べるアトラクションがない……という、悲しい真実だった。

 正直、絶対に選択肢から外せないアトラクションにもかかわらず、マイナス幅が大きい鈴鹿くんと日比谷くんに至っては、いや……何しに来たんだよ……主人公目当てでも女友達目当てでも、結果マイナスじゃないの……?と思わなくもない、衝撃の事実であった。


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 おまけ

 〜補足という名の書きたいこと〜

 〜ときめきメモリアルについて〜

・セガサターンは本体のみで記録ができてセーブ・ロードができるが、結局別売の5000円ほどするパワーメモリーという商品を買い、そちらにセーブしないと、本体のセーブが電池切れ・電池交換で消失してしまう設計であり。それを知らなかった私はコンプデータを何度も消してしまった。そのため、私はセガサターン版ときめきメモリアルを最低、攻略キャラ13人分のエンディングコンプを4周、つまり50周以上はプレイしていたりする。ついでに言うなら、一番苦労したのは出会いイベントその他がランダムな館林 見晴(たてばやし みはる)で、誰が一番好きかと言えば、紐緒 唯奈(ひもお ゆいな)。次点で鏡 魅羅(かがみ みら)か伊集院 レイ(いじゅういん れい)あたり。……こうして見るとたぶん「おもしれー美人」が好きなだけの気もする。

・ちなみに好雄に美樹原さんをとられたプレイでは、主人公は詩織から告白を受け、カップル成立した。セガサターン版でなければバグで好雄の彼女になった美樹原さんから告白される……こともあるらしいのだが、私の場合、エンディングフラグ的な名前のない告白の手紙は詩織からであり、俺には好きな人がいる、などと自分から選ぼうとしてみたが『美樹原』の選択肢すら出なかった。結果的に主人公とヒロインがくっつき、主人公の親友の好雄とヒロインの親友の美樹原さんがくっつくという、ストーリー的には綺麗な収まり方だったため、余計に悪い意味で思い出深かったりする。好雄おおおお……。

・朝日奈さん以外のキャラは、高校の3年間で誕生日プレゼントで同じ選択肢が出ることはたぶんだが一度もないので、大好きなプレゼントの選択肢だけを3つ、覚えておけばそれでいいのだが。朝日奈さんだけは書いたように、一年目・二年目には大成功のプレゼントが、次の年には大失敗・絶対ダメ扱いになるので、わりとプレゼントに関してはめんどくさいキャラだったりする。

 〜ときめきメモリアルGirl'sSideについて〜

・当サイトにはときめきメモリアルGirl'sSideの部屋もあるので、もしかしたら今後Girl'sSideの話はそっちにまとめるかもしれないが、とりあえず今回はときめきメモリアルシリーズでまとめてみた。

・男性攻略キャラと女友達のセリフの優先度について、じゃあどうすればよかったのか、と言われれば。ときめきメモリアルGirl'sSide2では主人公の誕生日に「評価が一定以上で、一番仲の良い男性攻略キャラ一人がプレゼントをくれる」の後「評価が一定以上で、一番仲の良い女友達キャラ一人がプレゼントをくれる」形だったので。そんな感じでやってくれたらよかったな、とは思う。基本的に男性攻略キャラメインであることに異論はないが、このとき、女友達メインプレイのときはそう思った。

・ついでに言うと葉月珪は設定上「繊細で傷つきやすい」ということもあって「爆弾魔」、主人公は「爆弾処理班」ときメモGSは「爆弾処理ゲーム」と呼ばれることもある。

・Wデート、何故「基本」とちょいちょい書いてるかと言うと、一応選択肢に「Aくんと一緒に乗る」「Bくんと一緒に乗る」「女友達と一緒に乗る」という選択肢が出て。Wデートの男を差し置いて主人公と女友達、二人でアトラクションに参加、ということも可能だからである。現実・数値的にはメリーゴーランドなど、Aくん・Bくん共に嫌がる場合は、女友達と乗った方がぶっちゃけいいのだが、女友達的には不評なので気持ち選びにくいため、基本私はそれはない、選ばないもの、と思ってる……が、あるにはある、ということで。一応ここで補足。ついでに言うとWデートで一度も男性攻略キャラと二人きりにならないと、その男性キャラは内心とても傷つき、改めて二人でデートすることで挽回しなくてはならないため、実際3回とも同じ男性攻略キャラと乗る、というのは使いにくい手だったりする。

・Wデート、葉月くんは観覧車が好き、鈴鹿くんは絶叫マシーンが好きなので、主人公と乗るのはそれだけにすれば、それなりにプラス効果はあるが、日比谷くんの場合、お化け屋敷が出てない限り全部「嫌い」か「大嫌い」なので、マジで何しに来たんだ感が強い。


〜なんとなくときめきメモリアルエンディングテーマ「二人の時」を口ずさみつつおしまい〜


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