HANABI
・音楽・背景は大体で書いてます。 ・表情は以下の通り
・あくまでシナリオなので、ときめきファクトリーで再生した時とは若干印象が違う場合があります。 ・表情欄に特記がない場合は、主人公のセリフです。 ・また、お約束ですが二次配布・加工・無断転載は禁止です。 |
シーン１
| 背景 | 夏の公園・夜 |
| 音楽 | 氷室先生のテーマ理路整然アレンジ |
| キャラクター | 夏服の氷室先生 |
表情 |
セリフ |
| (ううーん… 困ったなぁ…。 もうこんな時間だよ。 とっくに待ち合わせの時間は過ぎてるのに…。 …一体、どうしちゃったんだろう？ …さっきはつながらなかったけど、 もう一度、電話してみようかな？) |
|
('_') |
…君は一体何をしているんだ？ |
| わぁ！？ ひ、氷室先生！？ |
|
(｀´) |
コホン。 落ち着きなさい。 一体、今何時だと思っている？ |
| す、すみません！ | |
('_') |
………。 君は一体何をしているんだ？ |
| そ、その…今日の花火大会に行くつもりで、 ここで待ち合わせしてたんですけど… 約束の時間が過ぎたのに、まだ来なくて…。 |
|
('_') |
ふむ。 |
| それで…何度か電話もしたんですけど、全然通じなくて… 困ってるんです。 |
|
(-_-) |
なるほど。 |
| あっ！電話が…す、すみません。 ちょっと待ってください。 |
|
('_') |
……分かった。 |
| …ええ！？ …う、うん…そうだけど…。 |
|
(-_-) |
……。 |
| ……し、仕方ない…よね… う、うん、私なら…大丈夫だから… お大事に。それじゃ、また… |
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('_') |
……。 大丈夫か？ |
| あ、はい。…今、連絡が来ましたから。 …それじゃ、私、ここで失礼します。 |
|
(-_-) |
待ちなさい。 これからどうするつもりだ？ |
| え、どうするって…。 その、来れないんじゃ浴衣で立ってても 仕方ないから、家に帰ろうかなって…。 |
|
(*-_-*) |
………。 浴衣か…… ……風情があるな。 |
| え？先生…。 | |
(*-_-*) |
ついてきなさい。 ……社会見学だ。 |
| えぇ！？しゃ、社会見学ですか？ | |
(*｀´*) |
えぇ！ではない。 早くしなさい。 |
| は、はい！ | |
('_') |
よろしい。 |
シーン２
| 背景 | 夏の公園の奥、夜 |
| 音楽 | 氷室先生のテーマ斜陽光アレンジ |
| キャラクター | 夏服の氷室先生 |
表情 |
セリフ |
| (…迫力に負けて、思わず車に乗っちゃったけど… ここって、どこの公園だろう…。 それに、どうしてわざわざここに？) |
|
('_') |
……よし。何とか間に合いそうだ……。 |
| あの、先生… | |
('_') |
ついてきなさい。 |
| は、はい。 (氷室先生、象の滑り台の上で一体何を…？) (…あ！) |
|
(^-^) |
………。 |
| 花火だ…！うわー…キレイ！ | |
(^-^) |
気に入ってくれたみたいだな。よかった……。 |
| …はい！すごくステキです！ こんな風に花火が見られるなんて…！ |
|
('_') |
………。 |
| 氷室先生？ | |
(*-_-*) |
君に大事な話がある。 |
| え！？ どっ…どうしたんですか、急に。 |
|
(*-_-*) |
………。 君には好意を寄せる人物がいるのか？ |
| え、ええ！？ (こ、これってもしや…告白？) |
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(｀´) |
落ち着きなさい……。 |
| (お、落ち着けって言われても… こ、心の準備ができてないよ…！) |
|
(-_-) |
………。 人間関係は一方の意思で成立するものではない。 …君には分かるか？ |
| は、はい…。 (…ん？ど、どういうこと？) |
|
('_') |
………。 生きていればいろいろなことがある。 人間なら誰でも、生きる苦しみを味わうものだ。 |
| (や、やだ…何、この会話…。 これじゃあ、まるで…。) |
|
(-_-) |
何も後悔することはない。 だが…。 世の中には報われない努力というものが存在する。 やめておいたほうがいい。 |
| (…遠まわしにふられてるみたいじゃない…！) | |
(*-_-*) |
すまない。 君を悲しませるつもりはない。 |
| (…だ、ダメ…！ 私…もうここにいられない…！) |
|
(*-_-*) |
はっ…！ |
シーン３
| 背景 | 夏の公園・夜 |
| 音楽 | 卒業式 |
| キャラクター | 夏服の氷室先生 |
表情 |
セリフ |
| (…ううっ…やだもう、私… こんなところまで走ってきちゃって… でも…でも…！) |
|
(*｀´*) |
待ちなさい。 |
| せ、先生…！ どうして、追いかけてくるんですか！？ |
|
(*-_-*) |
君は私の大事な生徒だ。 全力で君を守る。それが教師としての義務だ。 |
| …！ 先生のバカ！ |
|
| (*｀´*) | 何？ |
| 生徒なら…ただの生徒なら、どうして優しくするんですか！ こんな風に優しくするから、私、勝手に勘違いして、 先生のこと好きになって…なのに…！ |
|
(*｀´*) |
な！？君は何を……。 |
| …私のこと、好きでもないなら、なんでここまで追いかけるんですか！ 自分でふっておいて、その上追いかけるなんて… これ以上、私のこと傷つけないでください！ |
|
(*-_-*) |
………。 |
(*^-^*) |
すまない。 ………。 私は今、動揺している。 だが……。 私に、釈明の機会を与えてもらいたい。 |
| 釈明って…何を言うんですか！？ これ以上私のこと惨めにさせないでください！ |
|
(*-_-*) |
そういうわけにもいかない。 君は大きな勘違いをしている。 |
| 勘違い…？ どういうことです？ |
|
| (*^-^*) | そ、それはつまり……。 ………。 |
| …………。 | |
(*-_-*) |
私はずっと君を見ていた。 君を見ると、安心する。 こんな気持ちになるのは、生まれて初めてだ。 |
| …先生… | |
(*^-^*) |
どこへも行かないで欲しい。 私から離れないように。 つまり……。 私の考えも君と同じだ。 |
| 先生…！ | |
| で、でもそれじゃあ…さっきはなんで…あんなことを…？ | |
(*｀´*) |
それは…。 ようするに…。 |
シーン４
| 背景 | 夏の公園の奥、夜 |
| 音楽 | 氷室先生のテーマ斜陽光アレンジ |
| キャラクター | 夏服の氷室先生 |
表情 |
セリフ |
| (ようするに…先生は私が 好きな男の子と待ち合わせしていた、と 勘違いしていて… それで、ドタキャンされた私を見て、 そんな男はやめたほうがいいって… そう、言いたかったらしく… …それを私が、勝手に勘違いしちゃって… ああ、私ってば… 思い出しただけでも恥ずかしい…) |
|
(*^-^*) |
……もう遅い。 家まで送ろう。 |
| は、はい…。 あの、先生、今日のことは…。 |
|
(*-_-*) |
もちろん。 これは、私と君との秘密だ。 |
| (そういうことを言ってるんじゃないんだけど…。 まあ、怒ってるわけでもないみたいだし、 結果としてはよかったんだから… まあ、いいか…。) |
|
(*^-^*) |
車に乗りなさい。 |
シーン５
| 背景 | 自宅前・夜 |
| 音楽 | 氷室先生のテーマ理路整然アレンジ |
| キャラクター | 夏服の氷室先生 |
表情 |
セリフ |
| 先生、家まで送ってもらって、 どうもありがとうございました。 |
|
(^-^) |
気をつけて帰りなさい。今夜はもう遅い。 |
| 気をつけて、って…もう家、目の前ですよ？ | |
(｀´) |
そういうわけにもいかない。 君は隙が多すぎる。注意が必要だ。 |
| はーい、わかりました。 家に入るまで、注意を忘れません。 |
|
(^-^) |
それでいい。 |
| …あっ、そうだ！ | |
('_') |
なんだ？ |
| …あの、言い忘れてたんですけど… 私が今日、待ち合わせていた相手、ですね。 |
|
(*-_-*) |
………。 |
| …弟の尽だったんです。 今日登校日ではしゃぎすぎて、 帰ってくるなり、熱出してダウンしちゃったみたいですけど。 |
|
(｀´) |
何？ |
| そ、それじゃ！先生、おやすみなさい！ | |
(*｀´*) |
こら。 |
(*｀´*) |
……。 迂闊だった……。 私としたことが…。 |
＜ＦＩＮ＞