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※こちらは裏日記です。管理人の地および暗黒面が強く出ていますので、苦手な方、管理人に夢を持っていたい方は上からお戻りください

※また、基本的にネタバレありなのでネタバレがダメだ、と言う方もお戻りください

※さらに「作品名」「ぶっちゃけ」「感想」キーワードが出ている日は、8割方グチってますので、そのタイトルに思うところがなく、純粋に好きな方全力でお戻りください

※裏日記ですので感想などありましたらひっそりとお伝え願います。あくまでもひっそりお返事するかもしれません。

※日記は上に行くほど新しいです。古い日記を読みたい時は一番下から読んでください。

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2024/5/14

A:
 先日ゲーム雑記のコーナーで「悪役令嬢と乙女ゲーム」について語ってて。……まあ、中身はここで前に言ったことのまとめみたいなものだけど。

B:
 まとめ。

A:
 まあ一応内容は頭にありつつ、1から書いたのは書いたよ。それはともかく。

B:
 はあ。

A:
 そのレポ?の中で、乙女ゲームにおける「ライバル」キャラについて語ってて、思ったんだけどさ。

B:
 どうした。

A:
 そもそも「ライバル」を「プレイヤーの行動によっては、攻略キャラと結ばれることもある、主人公と同性のキャラ」……って考えた、定義した?場合だけど。

 「乙女ゲーム」での「ライバル」よりも「乙女(恋愛)要素のある一般ゲー」の「ライバル」の方が、わりとひどいというか。公式のやり方がまずくて、嫌われ要素あったんじゃないかなーって。ふと思い出した。

B:
 恨みつらみか。

A:
 そんなところ!

B:
 認めんな。

A:
 いやー人の好みはそれぞれだけど、少なくとも私は嫌だったな、あれはちょっとキャラじゃなくシステム、公式がひどいんじゃないかなーって思い出したので。……というわけで思い出しついでに語りたいなと。

B:
 ついでに。

A:
 というわけで、いつもの警告。

 以下、Wii「牧場物語やすらぎの樹」プレイステーション(以下PS)「かえるの絵本」、それから「アンジェリーク」「ときめきメモリアルGirl'sSide」1と2のシステム・ストーリーについてものすごいネタバレと、ぶっちゃけ感想ことこれは嫌だったーな悪口もありまーす。

 ネタバレ、愚痴が嫌だ!と言う方は逃げてください、お願いします。

 繰り返します。以下、Wii「牧場物語やすらぎの樹」PS「かえるの絵本」、「アンジェリーク」「ときめきメモリアルGirl'sSide」1と2の、システム・ストーリー、エンディングについてのとんでもなくネタバレと、ぶっちゃけ感想こと悪口もあります。ネタバレ、愚痴が嫌だ!と言う方は逃げてください。いいですねー警告しましたよー。

 ……で、始めるけど。「乙女(恋愛)要素のある一般ゲー」の「ライバル」話。

B:
 はあ。で。

A:
 まあそもそも論で言うと。そもそも乙女ゲームとかのライバルキャラ自体、そんな多くはないんだけど。ただその中でも「ライバル」って最初からわかってれば、多少主人公キャラに意地悪されたところで「……まあ、ライバルだからなあ」って納得できて、そこまでひどい!とか思わないの、個人的には。

 でも攻略キャラみたいな、本来主人公やプレイヤーに好かれるべきなはずの恋愛相手とか、あるいは友達、親友だと思ってたら意地悪された!裏切られた!……ってなったときの方が、私は「ひどい!」って思うかなーと。……それもあって、って話なんだけど。

B:
 はあ。

A:
 確認したら2020年9月にも悪役令嬢云々流れでここでふわっと言ったみたいだけど、まあ約4年たってるからいっか、と開き直って繰り返すけどさ。……まずWiiの2007年6月発売「牧場物語〜やすらぎの樹」(以下やすらぎの樹)の話でね。

 ざっくりあらすじとシステム言うと、やすらぎの樹。主人公の性別が男女から選べて、外から島に移住するところから始まって。……で、島にいる若い男女、それぞれ8人ずつが、主人公の結婚相手候補になるの。男だと女性8人が「お嫁さん候補」で、女だと男性8人が「お婿さん候補」……って形。……で、そのキャラたちと結婚したい!と思った場合、攻略対象キャラとの親密度が、ハートの数で言うと8つ必要なの。

B:
 ハートの数。

A:
 本当は親密度の数値あるらしいんだけど、まあやすらぎの樹のシステム的に、目安がそのハートなので。ハートで話進めます。

 で、とにかく主人公が結婚したい、主人公を結婚させたいと思ったら、攻略対象、相手からの親密度が、ハート8つ以上いるわけなんだけど。その相手が、途中、他のキャラと結婚しちゃうことがあるの。……そうなるともちろん、主人公とは結婚できず。

 で、その、攻略対象が、主人公でない別キャラ……仮に以降Xとして。Xと結婚する条件って言うのが。攻略対象と主人公の親密度は一切関係なく。また、攻略対象とXの親密度も一切関係なく。というかたぶん攻略対象とXの親密度は存在せず。じゃあ何が条件なの?って言ったら「主人公とXの親密度」が、ハート3つ分を越える……ってだけなの。

 なので、そのシステム知ってれば回避もできるけど、初プレイとかで知らないと、結婚相手候補が、ある日急に他のキャラと結婚するって言う。……私、初回プレイ時は「えっ?ちょっ、え、ええー!?」ってなりました。実際に。

B:
 あー。

A:
 もともと私、ゲームとしての牧場物語も「やったことないけどおもしろそう」って興味あったんだけど。さらに恋愛というか乙女要素もあるって聞いて、楽しみにしててね。

 女主人公選んで、チュートリアルだったかオープニングだったかで、まず3人のお婿さん候補に会って。「あ、この人がお婿さん候補なんだー。これから仲良くなれて、ステキなイベントとかセリフがあったらいいなー」ぐらいに思って。……なるべくその人のいる場所に通って、相手の好きなものが手に入ったらプレゼントもして、少しずつ仲良くなっていったある日、だいたい相手がいつもいる場所に行ったら、他の女Xとイチャイチャ?なイベントがあり。さらに数日後、その女性にプロポーズしてるのを目撃したわけですよ。……はい?ちょっと……はい?ってなったよ。

 ちなみにシステム的にも条件、本当に「主人公とXの親密度」がハート3つってだけ。「主人公とXの親密度」がハート1つ2つとかになったら、Xから恋の相談される……とかの前置きも一切なく。ついでに選択肢で「応援する」とか「応援できない」とかでその後の展開を選ぶなんてこともできなくて。……攻略対象と主人公のハートの数も本当に関係ないから、プレイヤーによってはハート8つ、もう結婚寸前!……までいった攻略キャラに裏切られた……ってことさえあってね。

 それもX位置のキャラ、公式的にも恋のライバル!とかではなく、ただ主人公と同性のメインキャラ、主人公と異性だったら攻略キャラ、結婚相手候補になるよ!……ぐらいしか紹介的なものもないからさ。……システム的にフェアじゃないというか、だまし討ち感あるというか、正直ちょっとひどいなーって思って。これ、Xにあたるキャラ、ひどい、って結果嫌われてもしかたないんじゃ……って。

 やすらぎの樹、個人的には女性とか友だちキャラ自体は別に嫌いとは思わない、仮にそこらへんで嫌な気持ちになってもシステムというか公式が悪い、と思ってるし、脇カプ要素が悪いとは言わないけどさ。……少なくとも、脇カプに攻略対象キャラは混ぜない方がいいんじゃない……?とは思うよ。今でもね。

B:
 恨みつらみか。

A:
 うん!そんなところ!

B:
 えらいすがすがしく認めた。

A:
 認めるところは認めます。言うほど強い恨みつらみでもないけど。

 ちなみにやすらぎの樹リメイクの、2008年10月発売の「わくわくアニマルマーチ」ではそこらへん、いろいろ改善されてるらしいです。少なくとも「応援する」「できない」って選択肢で多少調整できる程度には。……私は未プレイなのでらしい、としか言えないけど。

 言ったように私は、やすらぎの樹をそもそも恋愛要素メインで買ったってわけではないけどさ。それでも恋愛要素あるって聞いたら、好きな要素だからそれなりに期待したのに「恋愛要素あります!攻略対象キャラはこの人達です!」で宣伝して「ただし攻略キャラはある日突然、他のキャラと結婚して、攻略できなくなることがあります!」を事前説明なし、はさすがにひどいと思うよー今でも。

 ちなみに私のやすらぎの樹初プレイ時は、本当にそこらへん全然知らず。女主人公でXにあたる女性キャラたちとも「はじめまして、最近ここに移住してきました!これから仲良くしてくれると嬉しいです!」「あ、これ好きだって聞いたアイテム!よかったらですがどうぞ!」ばりになるべく仲良くしてたので。……ゲームが進んで新しいお婿さん候補きたーどんな人だろうなーと思ってたら、だいたい毎度毎度、数時間後には他の女性キャラにプロポーズしてるのを目撃、結婚式に招待されてたよ。……毎週のように結婚式の招待状届いて、なんだこれ、とだいぶ思ってた、初回プレイ時。

B:
 なんだこれなのか。

A:
 うーん、キューピッド的なプレイをしたくてするのはいいけど、そもそもまずは自分、女主人公にお婿さんゲットしたい!なのにできてない!って状態でキューピッドにされても……と。私キューピッドになりたくてこのゲーム始めたわけじゃないし、感が。

 初プレイでお婿さん候補の情報も少なめ、そこまで効率的にやれてないから、そのタイプ……やすらぎの樹で他の女性と結婚しないキャラだけにしぼったところで、条件のハート8つまでなかなか届かなかったしねー。あとそもそも長い間、わかる・自分的に必要な範囲でしか島をウロウロしてなくて。だからまだ道が全部はわかってないのに、ほぼ知らない場所を二人きりの待ち合わせに指定されてさ。……すっごい迷って、それでもゲーム時間で待ち合わせから二時間後、やっとその場所にたどりついたのに、相手はもういなくて、告白されるイベント失敗したことさえあるよ。……リセットしてやり直したけど。

 あ、ちなみに2周目では腹いせに、金と情報の力でお婿さん候補キャラ全員ハート8以上、いつでも結婚できる状態までもってきました。恨みは晴らした。

B:
 ……八又で恨みを晴らすな。

A:
 ゲームだから無問題です。とまあ、やすらぎの樹、ゲームとしては好きだし、結果的に乙女要素部分もよかった、好きなキャラもたくさんできて、楽しめた……んだけど。

 ライバル的なシステムは、初見殺しというか、ちょっとひどかったんじゃないかなーって。……ライバル要素云々で思い出して、語りたくなりました。

B:
 ……最終的に金と情報の力で八又完遂って、誰が悪役令嬢かわからんけどな。

A:
 ゲームだから無問題。しかもわりとさんざんな目にあった一周目ありのうえでの二周目だから許して。

 ただ本当に、脇カプ要素が悪いとは思わないけど、そこに力入れるなら、そもそもそっちが大半の人の目当て・メインになるであろう主人公と攻略キャラに存分に力入れたうえにして、と思うし。そしてゲームの公式で脇カプの片方に攻略キャラを使うのはやめてくれ、プレイヤーに好かれてなんぼの攻略キャラなのに、不必要な嫌われ要素増やしてどうする、とは思うねー。ぶっちゃけ。同人とかプレイヤー個人の好みなら脇カプでもなんでも自由だと思うけどさ。

 ……で、ある意味似たような流れ、共通点あるっちゃある話なんだけど。……プレイステーションで1999年10月発売のゲーム「かえるの絵本」での話で。

B:
 はあ。

A:
 かえるの絵本、二次創作もしてるし、ここで言ったこともあるけど、改めて説明すると。「かえるの絵本」は主人公の性別が男女から選べて。システム的には育成要素のある箱庭RPG……が一番近いかな。

 ストーリーは主人公は何かの呪いで記憶喪失のかえるにされてたところを、通りすがりのわりとすごいらしい賢者に発見されて。でも、その呪いはその賢者でも解けないぐらい強かったもんだから。……呪いを解くために賢者に人の姿にしてもらって、近くの冒険者が集まる街に住みながら、自分を鍛えつつ、呪いを解く手がかりをさがすことにしたの。……強い呪いだから、打ち勝つには自分の力も鍛えないとダメって流れで。

 で、冒険に行ってくれる仲間が男女あわせて最大13人いて。一緒に行けるのは最大二人の3人パーティ。乙女というか恋愛要素としては、仲間全員に友好度ってものがあって。その友好度が高くなると会ったときのセリフやら冒険に誘ったときのセリフやら、いろいろ好意的になって。ラストイベントとかエンディングで、異性の仲間から告白されたり、結婚することもできる……って形です。だいたいだし前にも言ったけど。だいたい。

B:
 はあ。それで。

A:
 うん、でね。二次創作してたのもあるけど、当時私、仲間じゃなくて非攻略キャラ、メインストーリーの分岐ルートにしか出ない剣士「レオン」を好きで、だいぶ盛り上がってたことがあって。まあ非攻略キャラでも、顔がよくて主人公の過去の相棒……って、魅力的な要素がそもそもあったのもあるんだけど。……で、気持ちが盛り上がったついでに、ゲーム何周かしていろいろ試してみたんだけど……レオンが主人公とくっつくというか、そう思えるようなルートは、なかったの。

B:
 非攻略キャラだからな。そもそも。

A:
 そうなんだけどさ。別ルートだけど、同じようなルート限定キャラとはくっつけるとかあったから。レオンも何かしら、ちらっとでもないかなーって。……なかったけど。

 で、それでさ。仲間キャラ、攻略キャラに、そのレオンと関係あるキャラがいて。それがレティルって女剣士。

 もともとレティルはレオンと同じ町に住んでて、レオンは幼いレティルを何度も助けてくれた、憧れの人だった……んだけど。ゲーム開始から10年前、レオンがその町を襲おうとする、恐ろしい赤い竜を倒しに行って。赤い竜はその後、姿を消したものの、いつまでもレオンが町に戻ってこなかったものだから。……これはもう待ってるだけじゃダメだ、自分で見つけ出そう!って思って、剣を覚えて冒険者になった……ってキャラでね、レティル。

 それだけ因縁というか関係があるものだから、レオンの出るシーンに仲間としてレティルがいると、全然セリフも違って。場合によってはレオンとくっつくというか、そう思える……ようなルートもあって。当時プレイしながら、うっすらもやもやっていうか、嫉妬してたの。「うーん主人公とレオンは公式ルートがないのに……」って。

B:
 ……だから非攻略キャラ。

A:
 そうなんだけどねー。まあプレイ中、画面の前でもやっとするぐらいは許してください。あとそのプレイしてたときって、二次創作とかもあって、なるべくレオン関係のセリフを個人的に集めてたときだったから、いるとセリフ変化が大きいレティルにかかわらないって選択肢もなくて。

 で、とにかくそのレオンが出てくる、ある意味レティルメインにもなるルート、かえるの絵本の赤い竜ルートの、メインストーリーのあらすじ言うとね。

 主人公の呪いは「竜の呪い」で。竜の呪いは呪いをかけた竜が死ぬか、竜自身に呪いを解かせるしか方法がない……とわかって。その後、人(レオン)を探してる、そのためにその人と関連が深いと思われる「赤い竜」を追ってるって女剣士レティルが、主人公が身を寄せてる街にやってきて、仲間になるの。

 で、その後。赤い竜が目撃されたって聞いてレティルと山へ向かうと、レオンらしき剣士と出会って。レティルは相手に「あなたレオンでしょ?」って感じで聞くんだけど、相手はレティルを知らないし、人違いと否定。でもその後も、赤い竜を追い続けていくと、また同じ剣士(レオン)と会って。……実はレオンは、10年前に人里を襲う恐ろしい赤い竜との戦いに、冒険者の親友と共に向かったけど、レオンが赤い竜に殺されかけたところを、親友にかばわれて気を失って。……目覚めたときには赤い竜も親友もどこにもいなかった、自分が弱いせいで親友が死んだ、と告白するの。それで故郷にも帰らず、自分がレオンだということも人に知られたくなかったと。

 そして何度もレオンに会ったり、10年前の赤い竜との戦いの話を聞いた主人公は、自分が10年前のレオンの親友その人で、赤い竜との戦闘中にレオンをかばって重傷を負い。同じくその戦いで重傷になって、人里を襲うのをあきらめ、傷をいやすしかなくなった赤い竜……に呪われて、記憶喪失のかえるになったことを思い出した……って流れでね。

 ……で、そんなことがあって、最終決戦前になって。赤い竜が主人公たちの住む街の近くに現れ、赤い竜を倒すのに必要なパワーアップアイテム、ロンダキオンも完成した……んだけど。レオンが一人でそのロンダキオンを持って赤い竜と戦いに行った……と判明して。早く追いかけないと!でも決戦だから準備だけして!……って形で、ラストイベント、ラストダンジョン前の自由行動に入る形です。

 ……んでさくっとネタバレすると、そこまで、最終決戦前までに数ヶ月かけてフラグを立ててると、レオン生存ルートこと近道に行けます。

B:
 近道。

A:
 うん、近道行かないとレオン死にます、まあそっちの方が初回に大半の人が行くルートではあるけど。

 その生存ルートってのが、フラグ自体は特定の人に話しかけるだけ……なんだけど。……それがだいたい一月か一月半ごとに全4回、微妙にわかりにくい期間内に特定の人に話しかけたうえ、最終決戦前にまたその特定の人のいる場所で、改めて近道を調べないといけないから……知らないとだいぶ難しいと思う。私プレイ当時、ひととおりクリアしたうえで、まあついで、コレクションぐらいの気持ちで攻略本買って、それで初めて生存ルートの存在知ったしね。……買った当時は私、攻略サイトとかさがしてなかったから、もしかしたらとっくにわかってた話かもしれないけどさ。

 ……で、とにかく話を戻すけど。そこで最終日、ラストダンジョン前の自由行動。主人公の他に仲間は最大二人、誰をラストバトルに連れてくか、って選べるんだけど。……セリフ集めてたのもあって、そのときレティルに話しかけたのね。内心嫉妬を抱えつつ。

B:
 嫉妬。

A:
 すみません今後の話的に必要なので、もう一回念押しします。……そしたらさ、レティル、おおむねだけど「レオンのこともあるけど、今はあなたがいちばん大事な友だちなの、だから一緒に連れてって」って言ったの。おおむねだけど。

 それで私「そ、そうだったの?ご、ごめんね、今まで私、勝手に変な嫉妬してて、ちゃんとあなたのこと見てなかったね!そうだよね、私たち友達だもんね!」……ってちょっと感動して。一緒にラストバトル、行くことにして。で、レティル連れてレオン生存ルートに行ったらさ。

B:
 どうした。

A:
 ……たぶん私、パーティのバランスとかそんなので、今までそのルート、見たことなかった……ってのもあるんだけど。

 ざっくり言うと、レオンを主人公が赤い竜の攻撃から助けた後、レオンとレティル、二人の世界作ってて。

「え、ちょっと。過去に命がけでレオンかばったのも、それで10年も記憶喪失のかえるになったのも、そんでもってゲーム内時間で数ヶ月、リアルでも20時間以上かけてコツコツ生存フラグ立てたのも、こっち、女主人公なんですけど?……あとレティル、今さっき『レオンより、友達のあなたがいちばん大事』って言わなかった?それがなに、今まさにレオン助けた女主人公さしおいて、なーに目の前で二人の時間作ってんだゴラァッ!」ってなりました。当時。

B:
 恩着せがましいしガラが悪い……。

A:
 うう、今まさに目の前で思い入れのありまくる好きな男性キャラと、自分が悪かったごめんね!とまで思って、貴重な二枠の内一枠使って連れてきた、友達だと思ってた仲間キャラ女性と、そこまで積み重ねた公式設定のすべてに裏切られたところだったので。多少の動揺とイラ立ちは許してください。

 まあ、当時それも含めて作ったセリフ集を今改めて見直すと、そこまでイチャイチャとか二人の世界、とは言い難い気もするんだけど。……ただ、何もないときだと、生存レオンからのセリフ、対主人公メインだったものが、その状況だと、確実に対レティルメイン、になってて。レオンへの思い入れが深かったうえに、レティル相手に自分が悪かった、友達だって信用したとこだったから、だいぶあがあ!ってなったよ、当時。……恐ろしい竜との最終決戦前に無駄に大きな心理的ダメージ。ギリ致命傷で済んだ。

 で、それでもさ。レオンは非攻略キャラだから、それでも好きになっちゃった私が悪いかな……って一瞬思ったんだけど。考えたら、いや、つってもレティルは攻略キャラだな!これ女主人公だから一瞬私が悪いかも?って思ったけど、男主人公だったら「攻略キャラだから問題ない、とレティル好きになって仲良くする」→「ラストバトルでレオンよりも男主人公が大事と言われて連れて行く」→「目の前でレオンと二人の世界」→「ラストバトル後、レオンと二人で故郷に帰り、主人公にはついてきてくれない」……ってなるって、ひどすぎるな!これやっぱりシステムってか公式がひどいな!?ってなりました。最終的に。

B:
 最終的に。

A:
 まあ、一応フォローじゃないけどシステム的なことを言えば。主人公の性別にかかわらずレティルとの友好度が最大の100のときは、レティル、レオンと二人の世界を作ることもなく。ラストバトル勝利後、男主人公だと、生きてて故郷に帰るレオンに別れを告げる形で男主人公を選ぶし、女主人公だとレオンと故郷に帰った後、しばらくして旅立つ女主人公の後をレティルがついてきて、二人で一緒に旅立つ……って形です。

 ただ、最初に説明したように、レティルにかかわらず仲間は友好度が高いと、友好度100でなくても、好意的かつ愛の告白めいたセリフを言うので。それで真に受けてラストバトルに連れてくと、友好度100でない場合、え、今さっきレティル、主人公のことが一番、レオンよりも大事って言ったよね!?そうは見えないけど!?などと、プレイヤーによっては目の前で裏切られる形になる……というのも確か。

 ……とまあ、ライバル云々で思い出した話です。そしてやはり脇カプの存在は否定しないけど、その片方に攻略キャラを使うのはやめてくれ、と思います。攻略キャラだから問題ないよね!と警戒なく好きになって、最後無駄に裏切られるのは嫌だわ。改めて。

B:
 恨みつらみか。

A:
 はい!!

B:
 怖い目と野太い声で断言しないでください。

A:
 すみません無駄に力がこもりました。心のギリ致命傷のせいで。

 ……あ、ちなみにこのセリフ集やら裏切りのラストバトル話、過去の自分用メモ見る限り、2012年の話なので。この思い出云々とかえるの絵本の二次創作小説やゲーム風ノベルとはほぼ何の関係もないです。確認したら二次創作小説書いて出したの、2007年とか2008年とかだし、ノベルも作って出したの2010〜2011年とかなので。

B:
 恨みつらみで話書いたわけではない、と。

A:
 まあ、別に本人がよければ物書く動機なんて、何でもいいとは思うけどねー。たぶんだけど違ったよなーその前に書いたり作ったよな、あのあたり……と更新履歴とかデータの日付その他確認したらやっぱり違ったので。一応言っとこうと。

 まあ恨みつらみーなどと言ってますが、ただ単に、乙女ゲよりも「恋愛要素のある一般ゲ」の方が、ライバル要素云々ではひどい思い出あったなーから思い出しただけの話です。……繰り返すけど脇カプ要素が悪いとは思わないけど、その脇カプに攻略キャラ混ぜるのは、デメリットの方が多いと思うからやめてほしいなと、個人的には。

 非攻略キャラ好きになる自分が悪いかなーとも思ったけど、非攻略キャラの見た目がよくて主人公とも深いかかわりあったら、そりゃ好きになる人がいても別におかしくないよね、とも思うしさ。

 レティル自体は別に全然嫌いじゃないし、好みの問題もあるとは思うけど。でもたいていの人は脇キャラよりは主人公の方が好きで思い入れ強いと思うので。なのに主人公より脇キャラに力入れられてもな……とは。ましてや「ライバル」などとはあらかじめ提示されてない、さらに攻略対象キャラでもあるだけに。……ちょっとここらへんは今思い出してもひどい、よくないかなーと思ってます。

B:
 そういうものか。

A:
 まあそもそもそのゲームに何を期待するかにもよるし、多少の欠点はあってもおもしろい・好きなところがたくさんあったから欠点OK!になることもあるし、最終的には製作スタッフのクセもあるとは思うし……あと恋愛要素あるけど脇カプはないから安心!って思ったら、その恋愛要素のシステム的な出来が悪くて、萌えが足りねえ、見つからねえ……萌えをよこせ……ってなったこともあったけどね。

B:
 あー。

A:
 まあ、ともかくゲームでどうしてもその手の要素入れるなら、がっつり気はつかって整えてほしいかなーと思う所存。本当、無警戒で好きになって無駄に裏切られたくはないからねえ。思い出しついでに。まあ、最近の乙女ゲやら恋愛要素のある一般ゲそんなやってないし、そこまでチェックしてないから、今どうなってるかは知らないけど。

B:
 チェックの問題なのか。

A:
 うーん、そもそも初期は乙女ゲとか、乙女要素のある一般ゲ自体が多くなかったから、買えないにしてもそれなりにチェックはできてたよ。……とはいえ、どこまでネタバレ見るかって話だし、プレイしないとわかんないこともたくさんあるけどね。

 それこそ今回言ったあれこれ、プレイしないとわかんない部分だと思うし。仮に自分でも、よほど細かく聞かれたり、相手の地雷とかよく知ってる友人とかでもない限り、わざわざこの部分を、プレイ前の人にネタバレしてまで話さないとは思うしねえ。

 やすらぎの樹だって、今からプレイするような人が、最初から「自分は絶対にこのキャラと結婚したい!or主人公と結婚させたい!」って決まってて、それが言ったように油断すると他の人と結婚するタイプだったら、それはあらかじめ言うだろうけど。そうじゃなかったら言わないだろうし……。かえるの絵本云々だって、発売から20年以上たった今だから話してるけど、メインストーリーに大きくかかわってくる部分だし、レティルがものすごい好みで主人公とのカプを推したい!とか、非攻略キャラのレオンすごいタイプ!好きになった!……とかでなければ、別にかかわらない、無理に注意しなくていい可能性も高いしさ。

 ついでに言うなら、そもそも乙女ゲでの「ライバル」要素についてだけど。個人的にはあってもいいけど、おもしろくするなど整えられないなら、なくてもいい派です。

B:
 派閥あるんだ。

A:
 ああ、今適当に考えたので、あるのかどうかは知らない。

 アンジェリークで言えば、ライバルいた方がゲームとしておもしろかったから、内容によってはライバルいてもいい……とは思うけど。でもときめきメモリアルGirl's Sideで言ったら、1やって、2もやったときに、2で女友達からのライバル宣言が回避できる選択肢が追加されてて。あーできるならその方がいいな……1でも2でも、別にライバルになるキャラがいない攻略キャラだとしても、めんどくさいキャラはめんどくさいしな……と思ったから、あれなら別になくてもいいかなあ、とは。

 それに女友達キャラと好きなキャラがかぶってライバルになるのはまだしかたないかな、と思えるけど、今回全然そいつ狙ってない、むこうが勝手にパラ萌えしてるだけですが……?って相手のために、なんなら相手よりもよっぽど好きな女友達と一方的に選択の余地なく仲たがいさせられてもさ。知らんがな、とストレスにしかならないし。

 脇カプ云々もそうだけどさ。整えられなくてデメリットの方が多いなら、いっそない方がいいかなーと。メインが完璧にできててそれでもライバル要素やら脇カプ要素入れるならそれはいいかもだけど。別にメイン、力入れるべきはそこじゃねえだろと。

B:
 まあ、製作側のメインがどこなのかは知らんけどな。

A:
 まあねえ。もともとがライバル要素ありきで作ってる、製作側がどうしてもそうしたい!ってならこっちにはどうしようもないけど。

 ただ自分はたぶん趣味じゃないというか、人を選ぶ要素ではあると思うので。お互いのためにその手の要素はもらさず公式で告知してほしい、そのうえでゲーム的にもしっかり整えて、変なだまし討ちにならないようにしてほしいな、とは思います。お互いのために。本当今どうなってるか知らないけど。私が知る限り、その手のライバル要素自体は減っていってる印象だけど。

B:
 そもそもそんなにライバル要素あったのか、乙女ゲで。

A:
 うーん、最初に言ったようにあんまりないとは思うけど、どうだろう……と思って、今改めてプレイしたゲームレビューのタイトルざっと見たけど、アンジェリークとときメモGSと、マイネリーベぐらいしかないね、プレイして知ってる中では、ライバル要素。それもシリーズ化とか続編とかでだいたい減ってる。

 他だとライバルというか意地悪キャラとして、主人公と同じ年ぐらいの女キャラが出てきた……ことはあるけど。別に主人公が恋愛エンドにならなかったり失敗したからって、その意地悪キャラと攻略キャラが結ばれるってことは……ないなあ。ていうか別に意地悪キャラ、該当キャラのエンディング周りには出てすらない……とか、そんな感じ。

 まあ乙女ゲでないけど一応恋愛ゲみたいな何かで言えば「攻略キャラZのルートに入ったと思ったら、エンディングで唐突な新キャラのZの兄と結ばれていた(Zエンディングその1種のみ)」みたいな、強引にもほどがあるネタゲとかあったり。

 あと「乙女・恋愛要素のある一般ゲ」なら、攻略キャラが「結婚式あげた次の朝に相手が死んで、魔法で生き返ったけど現在相手は行方不明」と、一応まだ既婚者?だったり「結婚してたけど数年前に妻がなくなった」な、現独身?とか「主人公と恋愛エンドにならないエンディング……をむかえた場合、作中でほんの一瞬だけ出た、主人公のライバルと言うほどでもない異性キャラと、交際or結婚したとナレーションで明かされる」とか、そんなのもあるにはあるけど。思い返せば。

B:
 ……ディープだな、なかなか。

A:
 ……うん、やっぱり「乙女(恋愛)要素のある一般ゲー」の方が、やけにディープなこともあるかもしれないです。話の良し悪しとか私個人の好き嫌いはおいといて。経験、実体験上。

B:
 だいぶ無駄な経験を積んだな。

A:
 本当にね。

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